上野の森美術館展で「永井GO展」。
隣の日本芸術院の「近代日本芸術の100年」展。
・こえラボの岡田さんを出版社に紹介。
・鮎研(鮎川義介研究会)
午前:ヨガ。歯医者。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「名言との対話」9月24日。丹波哲郎「一番大事なのは、役者は手前の匂いを出すことだ」
丹波 哲郎(たんば てつろう、1922年7月17日 - 2006年9月24日)は、日本の俳優・芸能プロモーター・心霊研究家。
俳優活動は50年以上で出演した映画は外国映画10本を含んだ300本以上に及ぶ。テレビドラマでも活躍し、映画製作にも携わった。
1958年、テレビドラマ「丹下左膳」で人気を得る。1963年、「三匹の侍」の主演でスターになる。1968年からの「キーハンター」、1975年からの「Gメン’75」でのボス役も当たり役だった。1961年以降、外国映画「太陽に架ける橋」「第七の暁」「007は二度死ぬ」「五人の軍隊」などに出演し、国際的スターになる。1980年、「二百三高地」でブルーリボン賞助演男優賞、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞。「日本沈没」の総理大臣役など、重鎮や兄貴分の役が本領であり、実生活でも慕われた。「三匹の侍」「キーハンター」「Gメン’75」などでの演技は特に印象に残っている。
一方で、丹波は心霊学と霊界の研究を40年以上にわたり続け、多数の書籍を著しており、『丹波哲郎の大霊界』はベストセラーとなっている。この方面の著作は70冊で計250万部を売り上げている。総監督としてつくった自著の映画は300万人を超える入場者があり大ヒットとなった。こういう一面があることを私も不思議に思っていたので、丹波の著書『霊界から見たあなたの人生』を読んでみた。何と書いてあるのか。「この世は、あの世へ行くための「修行」の世界である」「苦しみに出合う人は、神から選ばれた人である」「肉体は滅んでも霊魂は生き続ける」、、、。、「私たちの生命は永遠であり、死はあの世への移行にすぎない。したがって、この世でより幸せに生きるためには、死後の世界を確信し、本当の人生目的は霊界にあることを知るべきである」と説いたと「著者紹介」に記されている。
冒頭の言葉は、塩野七生『男たちへ』(文春文庫)の中で、取り上げられている役者としての言葉である。自分が納得する役なら引き受ける俳優であり、また台本を読まないことも有名だった。それでも映像になると絵になった。味のある演技で名優と呼ばれたのは、手前(テメー)の匂いを出し続けたからだろう。