11月の読書予定。

11月の読書予定。「名言との対話」執筆の資料。11月に亡くなった人たちの自伝、伝記など25冊。

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二上達也「棋を楽しみて老いるを知らず」

加藤治子「ひとりのおんな」

青田昇「ジャジャ馬一代」

川口幹彦「会長は快調です!」

松田美智子「越境者 松田優作

筑紫哲也「若き友人たちへ」

星野哲郎「技術と人間」

シュミット「ドイツ人と隣人たち」

淀川長治淀川長治映画塾」

宇野収「呼ばれてこの世の客となり」

ドナルド・ドーア「働くということ」

アサヒグラフ「向井潤吉特集」

藤原てい流れる星は生きている

エイモン・バトラー「フリードマンの経済学と思想」

相撲増刊「追悼 北の湖敏満」

内田繁「普通のデザイン」

平野雅章「食物ことわざ事典」

新海均「いのちの旅人 灰谷健次郎

カストロ「少年フィデル

宮城音弥「心とは何か」

高田正之「ジョージ・ブッシュが日本を救った」

小池喜孝「鎖塚」

家永三郎「一歴史学者の歩み」

ヴァイニング「皇太子の窓」

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 ・メルマガ「図解達人への道」を整理。2012年から2016年までで250本あり。

・「大全」の原稿チェック。

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「名言との対話」。11月3日。眉村卓「一日ひとつ短い話を書くことにしてん」

眉村 卓(まゆむら たく、本名:村上 卓児(むらかみ たくじ)、1934年10月20日 - 2019年11月3)は、日本SF作家

 大阪大学卒、サラリーマン生活の傍ら、同人誌「宇宙塵」に参加。1961年「下級アイデアマン」で第1回SFコンテスト第2席、1963年『燃える傾斜』を刊行。1965年より作家専業となる。1979年『消滅の光輪』で泉鏡花文学賞と、優秀なSF作品に贈らえる星雲賞を受賞。1987年には『夕焼けの回転木馬』で第7回日本文芸大賞を受賞し、1996年には『引き潮のとき』で2度目となる星雲賞を受賞した。サラリーマン経験をもとに、組織と個人の葛藤を作品のテーマとしてインサイダー文学論を提言した。

眉村卓の「僕と妻の1778話メモリアルセレクション52」を注文し、ようやく手に入れて読了した。

1997年に妻が進行性腫瘍となる。自宅療養となり、毎日短い話を書いて読んでもらうことにした。3枚以上、エッセイではなくお話であることとした。毎日「できたん?」と妻が言い、読んでくれて、「ええんとちゃうのん」などとの会話があり、OKとなると、その原稿をポストに投函する。そういった毎日が2002年まで1778日続く。5年に近い歳月だ。その中で52話をピックアップしたのが、この本だ。

眉村は溜まっていく原稿を100篇づつ自費出版することを思いつく、タイトルは『日課・一一3枚以上』だ。「ゲラ修正」「魔除け」「絶叫ボックス」「使わなかった手帳」「椅子を占領するオバケ」神様の素」「Qさんと協会」、、などの小話が載っている。読みながら、「ああ、この人はSF作家だったな」と感じることが多くあった。エッセイではなく、お話である。この日課によるお話は18冊分の分量になっている。

眉村卓の人生を追いながら、こういうことが自分にもできるだろうか、と自分に問いかけている自分を発見している。

 

僕と妻の1778話 (集英社文庫)

僕と妻の1778話 (集英社文庫)