ラジオ「NHK聞き逃し配信」とテレビ「NHKBS1」「BSプレミアム」

NHkラジオ「聞き逃し配信」を聴きながら、ウオーキングを1時間半。

NHKラジオアーカイブス「声でつづる昭和人物史」。保坂正康さんの解説。

森繁久彌1・2「子供時代からNHKアナウンサー時代まで」。人の3倍働こう。

http://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2017/05/04/000000

http://k-hisatune.hatenablog.com/entry/20091130

http://k-hisatune.hatenablog.com/entry/20091201

古関裕而1・2「子供時代から東京オリンピックマーチの作曲まで」。旅と音楽。

http://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2017/08/11/000000

http://k-hisatune.hatenablog.com/entry/20050501/1114873200

「著者からの手紙」北方謙三の「生きるための読書」。10年の雌伏生活。

高橋源一郎飛ぶ教室」の漫画編の前編。

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ヨガ2本

読書:松浦明「田中館愛橘ものがたりーーひ孫が語る「日本物理学の祖」」を読了。

授業準備:秘書とZOOMでの打ち合わせ。マニュアルを読む。

メルマガ1230号を発信

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テレビBSプレミアム

・16時「100分de名著」の「松本清張」。「神々の乱心」。

・17時45分「まいにち養老先生」:鎌倉生活。

テレビBS1

・18時「独占告白・渡辺恒雄ー戦後政治はこうして作られた」。渡辺恒雄(94歳)と中曽根康弘(101歳で死去)との関係。どちらも偉い。

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ユーチューブ:「人生の歩き方 見城徹尾崎豊」1・2。凄まじい人間関。

20時からのZOOMミーティングを忘却。

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「名言との対話」4月4日。ヨシップ・ブロズ・チトー「ユーゴスラビアはひとつであり、民族主義的な思想は許さない」

ヨシップ・ブロズ・チトー1892年5月7日 - 1980年5月4日)は、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国大統領。

チトーは1953年から1980年の死去にいたるまで四半世紀以上もユーゴスラビアの大統領の地位にあった。「ヨーロッパの火薬庫」といわれたバルカン半島ユーゴスラビアを一つにまとめあげた辣腕の政治指導者である。チトーは、「お前はあっちへ行け」という意味の偽名である。

チトーは市場を重視した社会主義、労働者の自主管理を標榜する社会主義政策をとった。ソ連の衛星国になることを拒否し、米ソ冷戦時には、どちらの陣営にもくみさず、第三世界を束ねた陣営を指導した。国内のやっかいな民族問題については、各民族の自治権を拡大することで紛争を避けることに成功した。また言論の自由も保証し、チトー批判もある程度許していた。長い間、ユーゴスラビアは世界政治の中で一定の存在感があったことは私の記憶にもある。

独自の社会主義路線を歩むチトーに対し、ソ連スターリンから放たれた刺客を処断し、「こっちからモスクワ刺客を送るぞ」と恫喝し、スターンを沈黙させている。

 1980年のチトーの葬儀は国葬となり、東側諸国と西側諸国を問わず数多くの国の首脳たちが集まり、世界最大規模の葬儀となったことで、その影響力がわかる。1989年の日本の昭和天皇の「大喪の礼」はその規模をうわまわった。

カリスマ指導者であったチトーの没後には、引き継ぐ指導者はなく、ユーゴスラビアは、スロベニアクロアチアマケドニアボスニア・ヘルツェコビナ、モンテネグロ、セリビア、そして承認する国がまだ少ないコソボの7ヵ国に分裂してしまった。

90年代には、セルビア自治州のコソボで人口の9割以上を占めるアルバニア系住民の独立運動が勃発した。ギリシャ正教の流れをくむ正教徒のセルビアに対し、アルバニアイスラム教徒が大半をしめており、宗教戦争の様相をしめした。セルビアによる民族浄化など世界を震撼させた。1999年に紛争は終結したが、火種はまだくすぶっている。

ユーゴスラビアはひとつであり、民族主義的な思想は許さない」として、「差別や貧富の差の無い世界」を目指し、この難しい地域を四半世紀以上もまとめ、維持したチトーの功績はきわめて大きいものがあった。

21世紀に入って、宗教を背景とした民族問題が浮上してきた。「中華民族」という概念で束ねようとしている中国など多民族国家におけるセンシティブな少数民族問題、中東地域におけるさまざまな民族紛争、、、。言語、宗教、生活習慣、価値観など文化が異なり、自己主張を始めた民族同士の融和は難しい。もはやイデオロギーで束ねることもできない。しばらくはこの状態がつづくだろう。はたしてこの民族紛争という難問を人類は解くことができるだろうか。