「図解塾」の補講ーー前半は「図解を用いた改革の実践例」、後半は「名言のシャワー」。

「図解塾」補講。前半は「実践例」、後半は「偉人の名言」。また逢う日まで

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以下、受講生の感想。 

  • 図解塾補講、ありがとうございました。第一期を歩んできた皆さんと一緒に受けた、久恒先生の特別講義とも言える素敵な時間でした。前半の、問題認識から解決を目指していく道筋。慢心や愚痴や保身に留まることをせず、最終消費者・学生・社会を向いて解決を試みてこられた先生の歩みは、図解によって年数を経た今日の私にも響いてきました。(最初は図を見てポカンとしていた、という方たちが仲間になっていく。少しずつピントが合っていくような光景を想像しました。)後半の、名言のシャワー。物事を成し遂げた先人のメッセージ。熱いもの、揺り動かすものがありました。とはいえ、先人はすごいなぁ、だけでは動き出せない。自身の頭に浮かんだことを手を動かし書いて繋ぐ。これがいま求められていること、いや、自分が本当にしたいことなのかと思いながら拝聴していました。すごいなぁ、の次が浮かぶようになったのが図解塾で得たものと言えるかもしれません。書く習慣が抜けるとが書かなくなってしまう。先生に、逃げ道まで塞がれてしまいました(笑)書く習慣、繋ぐ習慣、続けていきます。第二期も、とても楽しみにしております。
  • 久恒先生、皆様、本日もありがとうございました。偉人達の言葉のシャワーを浴びて、自分がどうしたいのか、考えをしっかり持つこと、それを日々検証して時には柔軟に改めて良い事、そうして積み上げる事は、たとえ少数意見でも発信できる勇気の源泉となる事…活力が得られた気がしました。何よりも様々な同志の方々とご一緒できた縁を今後も大切にしたいと思います。今後も引き続き何かの形で活動継続出来ます事を願っております。今後ともよろしくお願い致します。
  • 久恒先生 皆様.「図解塾 補講」どうもありがとうございました。前半の久恒先生の、これまで歩んでこられたそれぞれの場において図解を駆使して全体を俯瞰してもらい組織を動かしてこられたこと、非常に参考になりました。まとめてこのように時系列でお聞きしたことはこれまでなかったように思います。後半の、名言のシャワーもそれぞれ心を揺さぶられるものでした。時々自分の毎日の名言の紹介でも使わせていただいていますが、やはり日々読んだり聞いたりした中でできるだけ自分なりに見つけていきたいと思っています。また、中野孝次の言葉のように「自分の言葉」で語ることをできるだけ心掛けたいと思いました。最後の方で発言しましたが、「遅咲き偉人伝」をはじめ、いくつになっても前向きに生きた人々の姿にも本当に励まされてきました。
  • ありがとうございました!仕事で図を活用しながらどう突き進んできたのかよく理解できました。名言集はパワフルで本当に元気が出るものばかりでした。日めくりカレンダーがあると面白いかも!なんて思いつきました。そこに図のお題が一緒にのっていて、毎日こなしていくと、365の図が出来上がる‥なんて。(毎日は大変でしょうけれども)もしくは、図のワンポイントアドバイスが、載っているとか。日々の継続のために良さそうです。まず手を動かしてみる。そこからやっていきます。You Tubeなど聞いたら図に。このような志の高い方たちと共にズームで学べたことは大きな財産になりました。おちびの子育て中でも参加でき、自信になりました。ありがとうございました。また第2期も楽しみにしております。
  • 本日の講義ありがとうございました。名言シャワーは、心に響くものがたくさんあり、まだまだできることがあるなあと実感しました。特に印象に残ったのは、*物事をシンプルに考える。*成長できるのはひとりでいるときだけだでした。みなさん、おっしゃっておられましたが、図解の手を止めると書けなくなるとのことなので、毎日、小さな一枚でも継続していきたいと思います。また続編があるようですのでたのしみにしつつ、図解に励みます。ありがとうございました。
  • 久恒啓一の図解塾 補講 人生を切り開いた名図解と名言のシャワー】今日の図解塾。前半は、日本航空宮城大学多摩大学を変革しつつ自らの未来を切り開いた久恒啓一先生の名図解の解説。お見せできないのが残念です。後半は、毎日、発信している各界の達人の名言集。名言をシャワーのように浴びると、人生これからと燃えてきます。この名著の説明文そのままの気分。「人生の後半は余生ではない。本番である。だれも自分を「終わった人」とは考えない、いわば「終わらざる人々」。人生後半からひときわ輝きを放った81人の生き様は、新時代を生きる私たちに勇気を与える。」   #久恒啓一 #図愛塾 #名言集人生遅咲きの時代―ニッポン長寿者列伝 (コミュニティ・ブックス)
 
  • 久恒先生、皆さま。今晩もありがとうございました。補講の第7回も大変楽しかったですし、みなさまのリアクションやユーモア、独自性が画面越しにも伝わってきて、回数を重ねた故の味わいが心に残ります。名言集は、ツイッターbotにして欲しいです!(というか、それ、言い出しっぺがやれって話ですね。。。でも、今ちょっと余裕が無い。。。。ごめんなさい)図解塾の第二期が開講される迄、既に週一発行のメルマガで図解を取り入れられてる久米さんを見習い、1週間に一図解をここに投稿出来る様にします!後は、授業で述べた事と同じになりますが、一角の時間を生きて、歴史に何かを残した人達の言葉は、確かに、心を動かす力がありますね。それも、短く、要諦を切り取って頂いている久恒先生の編集力の多大なお陰も大きいかと思います。改めて感謝の意と共にこの先の、皆さまと共に歩む、創造と修行の道を楽しみにしております。
  • 本日もありがとうございました。全体の構造と部分の関係を明らかにすると、何をやったらいいかがわかる。先生の戦略図などを見てよくわかりました。全体像を把握していれば、自分が今いる場所がわかり、やるべきことがイメージできる。とても分かりやすかったです。家事でも、近頃は、食事を作るときなど、頭の中で作業を図で思い描き、いかに早くできるか。そんなことをやっています!面倒くさい家事を嫌々やるのではなく、作業図を思い描き頭を使い、ゲーム感覚でやると、効率もよく、結果いくらか楽しんでできるので、おすすめです!講義の後半の名言たちについて、言葉のシャワーですね。久恒先生のブログやnoteにある名言を目にすることが多いので、そこから元気をいただいているかもしれません。まだコロナウイルスの感染者が増えていますが、名言に囲まれていれば心が元気になり、免疫力も上がり、元気でいられそうな気がします。図解塾、ひとまず最終ですね。どうもありがとうございました。最初は皆さま素晴らしい方ばかりで、私は場違いかなぁ。と思っておりましたが、楽しく参加させていただきました。ありがとうございます。次回もぜひ参加したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 久恒先生、大変、勉強になるとともに、多くの仲間が出来ました。有り難う御座いました。学ばせて頂いた図解の技術を実践で試してみたいと思いました。最近、憲法改正の著作を出しましたが、図解で論理的、多角的、客観的な対話が出来るのではと思い始めました。その内、皆様とZOOM会議で対話をしたいと思います。奮って、ご参加頂けると有り難いです。特に憲法改正に反対の人と。ZOOM会議の主催者の権利は購入するしかないのでしょうか?誰かの権利をお借りすることは可能なのでしょうか? 久恒先生の名言の紹介を楽しく聞きました。その名言をどのようにして、著作から引き出して行くのかに興味を持ちました。結局、久恒先生の心の鐘に響いたと言うことでしょうか。
  • 図解塾第一期、7回の受講を終えることが出来ました。当初は、簡単に参加をして良いのであろうか?学問の奥は深いので付いていけない場面ではどうなるの?最初から触れない方が良いのっではないか?などと参加にためらいは有りました。久恒先生の講義は自由があって、発言を堰き止めない。 皆様の個性に接し楽しく講義を受けることが出来ました。次期も参加したいと思うに至りました。最終7回目の前半は「問題解決への戦略図」を提示下さっての講義でした。久恒先生の人生の勝負所となった、日本航空宮城大学多摩大学の各場面を自ら切り開かれ且つ変革となった 「図解」を提示下さっての講義。全体の構造、全体と部分との関係、何をやったらいいか?コツは、図解を駆使し問題をあぶりだし全体を捉える。図解は最終的には組織全体のリーダとなりうる。問題の解決になって行くと示して頂きました。仕事に応用すると有効であるとアドバイスを頂き自分に持ち帰り思考実践を致してみます。後半は、偉人達の名言シャワーを沢山いただきました。物事を成し遂げた偉人達のメッセージには場面場面を切り抜いてきたパワーで溢れています。どの名言も心に染み入る名言ばかりでしたが、今日は、加藤祥造氏の「尖らず△、角ばらず▢、転がっていく〇」が光りました。日本列島各所で只今起きて身近となっている自然災害や世界を震撼とさせ続けているコロナ禍の渦の中で私は、生き方も捉え方も大転換し、フワッフワッと転がって参りたいものだと思います。締めは、図解を日常化致そうでした。思いつかないまでも、常に手を動かしてみよう。さすれば、自ずと図が描け問題解決の糸口もつかめ有意義な毎日を過ごすこととなる。この様に捉えました。日々の積み重ね習慣は偉大です。図解も手を止めると書けなくなるとの苦言を頂きました。皆で、引き締まった処でお開きとなりました。久恒先生にお誘い頂き、皆様とご一緒させて頂き大変有意義な時を頂きました。次回には新しい方々も加わり、図解の基本から講義をされるとの事楽しみにしています。皆様ありがとうございました。
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大学

・秘書の近藤さんと打ち合わせ。

・松本先生

日経新聞の連載の伊集院静「ミチクサ先生」が再開。

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「名言との対話」11月11日。宇井純「地球環境問題は、我々の世代が加害者で、未来の世代が被害を受ける構造になっています」

 宇井 純(うい じゅん、1932年(昭和7年)6月25日 - 2006年平成18年)11月11日)は、日本の環境学者、公害問題研究家。

 東京大学工学部卒業後、日本ゼオンを経て東京大学大学院修士課程修了。その後、同大学で21年間助手を務めた後、沖縄大学教授、地域研究所初代所長、特任教授を歴任。UNEPグローバル500賞、アジア太平洋環境賞等を受賞。

NHK人間大学「宇井純」のテキストでは、第1回「私の水人生」という体と地で自分史を語っている。化学肥料志望から始まり、高分子科学を学び、卒業後は日本ゼオン、東大助手と職場を変えながら、塩化ビニル、プラスチック加工、工場排水と志望や専門を変えている。この過程で昭和電工新潟水俣病、新日本窒素(チッソ)の水俣病に目が開かれていく。1年間のWHOでのヨーロッパの公害調査を終えて帰国し、1970年代から自主講座「公害原論」を開講し多くの市民が受講し話題になった。この頃、高度成長のひずみとして公害が噴出していた。宇井純の名前は私もよく知っている。この自主講座は市民社会のエネルギーを大学に組み上げることになった。自主講座はネットワークは全国の公害反対運動へのサービスネットワークとなった。

「水はこの世でもっとも不思議な物質だ。けれどもだれもそれに気づかずに使い、水を汚してきた、、」という宇井純は、環境問題が発生する局地で使える「適正技術」が必要であるとの結論に達している。1986年には沖縄大学に招かれて「水」の研究を続けた。下水道など莫大なお金とエネルギーで水を扱うのではなく、水の性質に合わせたやわらかい技術を用意し、水の性質を引き出していく。水俣、全国、アジアへと仕事の場が広がって南北問題にまで視界が広がっていった。

圧力を受けながら公害問題に立ち向かう宇井純の姿はメディアでよく見かけており、尊敬の念を持っていたが、私が所属していた一般教育学会で、一度だけ話を聞いたことがある。今回、やさしく書かれている「NHK人間大学」のテキストで、ようやくこの人の志と足跡、そして事績を眺める機会を得ることができた。宇井純は環境問題を、科学者、市民、地域住民が垣根を超えて一緒に考える時代のさきがけの人だ。

今読んでいる話題の書である斎藤幸平『人新世の資本論』では、人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」の気候変動を放置し続けれれば野蛮状態に陥ることになるとし、人類の文明の崩壊が迫っており、資本主義の延命をはかるSDGsの推進程度では地球温暖化阻止には間に合わないと語っている。唯一の解決策は脱成長経済だという主張だ。

宇井純の考えは次のようになるーー日本の水環境を自然に近いように復元し、再額に対してやわらかい技術で対処していくべきだ。過去数十年に新しく環境に放出された化学物質、農薬、有機溶剤などの分布については実態がわからない。環境問題には情報公開が必要だ。公害については被害者から学ぶという手法が成り立たない。加害者は今の世代で、被害者は未来の世代だからだ。我々自身が、子や孫の加害者であるという構図である。来週には所属する日本未来学会の『人新世の資本論』の読書会がある。じっくり読んで臨みたい。