図解塾ーーテーマは「サイバーセキュリティ」

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夜の20時から22時過ぎまで、1月の図解塾の2回目を実施。テーマは「サイバーセキュリティ」。新聞の2面にわたる特集を題材に12の要人の発言をそれぞれ図解して発表し、質疑応答、講評していく2時間。以下、受講生の学びです。

  • ありがとうございました。改めて図解の奥深さを知った次第です。課題の文章について、ただキーワードに印を付けて、抽出し、並べて矢印で結んでおしまい、という態度で宿題をすませていました。が、それではだめで、自分なりの読み込みをして全体の構造と部分間の関係を把握し、必要に応じて補助的な言葉を入れるなどをすることによって自分も読み手も理解が深まるということを認識しました。
  • 全体を見ながらメモを取る。事例と矢印の書き方に注意する。配置と意味を考えて構造化する。四角枠は緊張感、丸囲みは安堵感。部分同士の繋がりは、立体になる。次の図解に役立てたいと思います!サイバーセキュリティについて、深く学ぶことができました。知らない単語や自分自身の考えも図解に入れると良いことも学びました。図解、奥深いです。次回もよろしくお願いします!
  • 今夜もありがとうございました。今回の課題は全部で12ページ。もしも、半年掛けて12ページを一人ですべて図解せよと言われたら、何から初めていいのかわからずに期日を迎えていたことと思います。皆さまが作成された図を見ながら、ときどき記事と図を目で行き来しながら拝聴していましたが、図解は「早く、正確に、深く」内容を理解できることを再認識。そしてこれぞ集合知、という感想を抱きました。以下、細々した感想とメモです。久恒先生の「続ける」技術の授業?講演?書籍?がいまから非常に楽しみです。続かなかった理由と続くようになったきっかけ。先生のIT活用変遷を垣間見ることができそうな予感がしています。同じ単語を2か所3か所に書いてはいけない。グループ分けされた単語のピントが合っているかどうか。悪質メール・詐欺サイト:サイバー攻撃。個人・起業:国家?デジタルトランスフォーメーションの再定義。シンポジウムや対談は内容でグループ分けして発言者名を添える。時間軸(出来事→現在→未来)立場(国家同士、省庁、企業、個人、未知の脅威)視点(陸、海、空、宇宙、そしてサイバー)ツール(新技術、オンライン、オフライン)次回はこれに「方針」が加わりますね。今回の図解の手直しと次回の課題作成。大変そうですがやりがいがあります。次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。
  •  本日もありがとうございました。今回のポイントとして、「場所と構造」「主観」とキーワードしたいなと考えました。①言いたい事をフォーカスした一言をどこに据えるか、②解り易く表現する為の配置と構造(「対比」か「主従」か)、地理的背景、③また、自分の理解でまとめた方が相手に伝わり易くニュースソースの足りない箇所も浮き彫りできるかもしれない等など、久しぶりに脳ミソ汁カクひと時でした。前回講座へ参加叶いませんでしたが、今回気付きを生かして次回課題をしっかり取り組みたいです。今後とも宜しくお願いします。
  • 久恒先生、みなさま、2021/1/27図解塾2期2回目の講義、演習、発表、お疲れ様でした。ありがとうございました!■講義で印象に残った久恒先生のコメント、アドバイス・図解は80のものを120にする・構造、関係を形として表現すると(自分も、観る人も)記憶に残る・共通なものを括りだす+類似のキーワードもひとくくりにしない(例:防禦と予防)■今日の講義で感じたこと・みなさんそれぞれ図解には個性があり、かつ、1期の方は1期のときからの変化、成長が感じられる。 ←久恒先生の図解に正解無し、描けば描くほど成長するの証・みなさんの図解を観て、コメントを聴いているだけで、興味は尽きない・他者の言説を図解する場合、他者に説明・共有するための図解としては、客観と主観のバランス、筆者が何をいいたいのか?自分はそれに対してどう感じているのか?をうまく重ねあわせたい。一方、内容に対する自分の理解、学習を深めるためには、自分の意見や考え方の構造化も必要。。。うーん、奥がまだまだ深い。・力丸さんの図解に驚嘆&感動120%!
  • 新しい学びを今日もありがとうございました。書いてある文章の本質を理解して、人に伝えられるように分かりやすく図解する。更に自分の意見も加えて展開していくというのも次のステップなのかなと感じました!!また、講義のテーマのどこかの中で中国、米国、日本の関連絡みの図解の所で寺島先生のMXのTVのテーマにも似ているなぁ。などと一人で少し感じておりました。様々な企画やプロジェクトに、携わっておりますが、頭の中を常にクリエイティブに図にして整理する様に心がけています。これからも、マンダライゼーションの世界を楽しんで極めて行きたいと思います!!
  • 久恒先生、皆様、ありがとうございました。先生の教え、皆様の図解に大変刺激と学びを頂きました。感謝致します。5年ぶりの先生の図解課題に取り組み、いやはや反省至極です。「教科書的な枠で文章通りに綺麗に収めようとしている」「プレゼンするのに話しやすいまとめ方をしている」という自分に気がついたからです。文章を読みながら観えていた鳥瞰視点をすっかり脇に置いて、文章に引きづられていました。次回からは、文章の枠を取っ払う思いきりで、『図解のダイナミズム』を楽しもうと思います!どうぞよろしくお願い致します。
  • 本日も皆様ありがとうございました。皆さんの力作を拝見して、政治や行政の穴というか(かなり大きい穴)、漏れがかなりわかったように思います。デジタル分野でこれほど彼我の差が著しいのは、世界的に見てかなりの遅れだと実感できました。また、久恒先生がオードリー・タン氏のお話をされていましたけれど、国際についての言及の中にほぼ「台湾」という国家について言及のないのには驚かされました。次回は菅政権についての研究です。とても楽しみにしています
  • 今日もありがとうございました。12個それぞれの図解を見ることができ、12個内容を知れて、さっと読んだだけでは考えもしていなかったところを発見でき得した気分です。日ごろ何気にインターネットを使ってますが、大変なことがいろいろとあるのだと思いました。宿題の図解は、とりあえずキーワードに線をひき、抜き出し、関係ありそうな場所に並べ、〇で囲めるだけかこみ、→をつけてみました。ながめる度に書き直したり、場所を移動したりで、時間かけるほどごちゃごちゃになってきてしまい、でも楽しかったです。また、皆さまにご指摘いただき、気づかなかったところや、違う見方など知れ、また見やすくなる方法などが分かり、良かったです。忘れる前に修正いたします。次回もどうぞよろしくお願いいたします。 
  • 久恒さん、みなさん、本日はありがとうございました😊頭をフル回転する2時間でした。ちょっとくらくらしています笑😵まず、私の図解にフィードバックしていただきありがとうございました!未熟さが浮き彫りになりましたが、次は頑張るぞーという気持ちでいっぱいです。みなさんの図解は凄く工夫されていて面白かったです。学んだこと。全体を見ながらメモを取る。事例と矢印の書き方に注意する。配置と意味を考えて構造化する。四角枠は緊張感、丸囲みは安堵感。部分同士の繋がりは、立体になる。次の図解に役立てたいと思います!サイバーセキュリティについて、深く学ぶことができました。知らない単語や自分自身の考えも図解に入れると良いことも学びました。図解、奥深いです。次回もよろしくお願いします!
  • 今回は、セキュリティ関係シンポジウムの講演録を、受講生がそれぞれ図解して発表と、相互コメントをしました。私の担当はこちらの図です。工夫したのは、元の文章になかった主語や、ハッカーの攻撃と得ようとしているものを、連想して補ったところです。それから、みなさん発表とコメントを聴きながら、ハッカーの台頭と人命を奪う部分をギザギザにしてみました。久恒先生からいただいたアドバイスは「サイバー攻撃の新たな標的として4つを併記しているのが箇条書き的なので、その4つの構造を図解せよ」とのこと。なるほど。ちょっと考えてみます。こうしたトレーニングをすると、元の文章で足りない部分、重複している部分も見えてきます。課題が出たときに文章を眺めただけではすべてを読む気がしませんでしたが、みなさんの図解と説明でどんなことが書かれているのか見えてきました。自分の言葉に直し、分かりやすく書く。その為には深く理解し考えることが必要で、図解は誤魔化せないもので恐ろしい。そこを突破した時には誰にでも理解出来るシンプルな美しい図になるのだろうなと感じました。今回の図をまた進化させていこうと思います。ありがとうございました。

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大学:「立志人物伝」の成績付けの初日。最終レポートの、それぞれのロールモデルの人生鳥瞰図っを100数十枚みましたが、なかなかいいものが多い。そして人の選択が新しいので楽しむことができました。

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「名言との対話(「大正から昭和へ」誕生日編)1月27日。斎藤美津子「通訳者は言葉のスペシャリストでなく、コミュニケーションのスペシャリストでなくてはならない」

斎藤美津子(さいとう みつこ、1925年1月27日 - 2004年2月29日)は日本のコミュニケーション学者、同時通訳(養成)者。・
東京女子大英語専攻部卒。米国ノースウェスタン大学スピーチ学部大学院で、修士課程、博士課程修了。日本人の女性で初めてコミュニケーション学の博士号を取得した。
1957年から1992年まで国際基督教大学教養学部国際関係学科で教鞭をとる。1986年に株式会社コミュニケーターズを創立し、会議通訳者の育成に尽力した。日本の同時通訳者の草分けとして自ら活躍後、プロの会議通訳者の育成に生涯尽力した。。日本未来学会理事、国際一般意味論学会(米国)理事・編集委員、異文化コミュニケーション学会(米国)理事、社会福祉法人聴力障害者情報文化センターによる手話通訳公認認定審議会および文部省教科書検定審議会の審議委員 など歴任。
『話しことばの科学―コミュニケーションの理論』(雪華社/サイマル出版会、1962年)。『きき方の理論―話し方への反省』(明治書院、1964年)。『きき方の理論―続・話しことばの科学』(サイマル出版会、1972年)。『話しことばのひみつ―ことばのキャッチボール』(創隆社、1981年) 。
・自分の本来持っているもの(玉)を大切にし、その上で努力し、一回一回の経験から学ぶことにより自分は成長する。
・コミュニケーションは「人と人との、心の温かさの交換」であり、通訳者は言葉のスペシャリストでなく、コミュニケーションのスペシャリストでなくてはならない。
今回、『話ことばの科学』(雪華社)を読んだ。この本では人物批評と問題解決にあたっては、「ことばの七つ道具」を使うことをすすめている。事実と推量の区別。時と時間のないことばに注意。場所のないことばに注意。包括的なことばではなく具体的に指摘。「私には」を使う習慣。「私の知っているかぎりでは」をつける。どの程度かを明確に。この七つ道具を地図にように使うことをすすめている。人物批評と問題解決は私のフィールドであ不用意に発している言葉に心したいと思う。
斎藤美津子は話ことばを科学にまで高めた人だ。科学は自然科学を指すことが多いが、話ことばに科学とつけたのは慧眼だ。科学と名のついた本を知らべてみた。計画の科学。失敗の科学。禍の科学。幸福の科学。脚本の科学。環境の科学。ブランディングの科学。こころの科学。達成の科学。食の科学。お金の科学。起業の科学。ロウソクの科学。、、。いずれも知識や経験を集めたのだろうが、話しことばについては、日本コミュニケーション学会の創設に関与するパイオニアの斎藤美津子の努力によって、今では科学の一翼を担っている。「コミュニケーション学の日本のファーストレディ」や「日本のコミュニケーション学の母」と呼ばれたのはうなづける生涯であり、その精神と影響は今も引き継がれている。

話しことばの科学 (1962年)