2006-01-01から1年間の記事一覧

新・職人のすすめ

先日トヨタ自動車で講演をする機会があった。もう一人の講師は、プロジェクトXでも紹介された国選定保存技術保持者・玉鋼製造の木原明(たたら職人)さんだった。いかにもたたきあげの職人という風貌の木原さんの話はトヨタの技術者の心を打った。この人の…

大崎市行革講演会。その前後に鎌田三之助記念室、阿部東庵記念館を訪問

1市6町が合併してできた大崎市での行政改革講演会で2回の講演を行った。午前は鹿島台、午後は岩出山。両方とも300名の市役所職員が出席。この企画は全職員(1300名)が2回出席することになっていて、1回目は講演、2回目は実習というプログラムである。鹿…

宮城大学インターンシップ発表会

ホテル白萩で宮城大学インターンシップの発表会が行われた。事業構想学部の5人の2年生の夏休みのあいだに行われたインターンシップの体験発表があり、その後今回のインターンシップでお世話になった企業の方々、学生、後援会、そして教員らの懇親会と続いた…

「年賀状廃止宣言!」、その後

そろそろ年賀状の準備をする季節となった。昨年は12月13日に「年賀状廃止宣言!」をブログに書いて、メルマガとブログとHPを使って新年の挨拶をし、毎年出していた数百枚の年賀状は出さなかった。この宣言は当然のことながら事前にすべての人に届いたわけ…

本の新聞広告は効くか?

今、28日の午前5時過ぎだ。前日の27日の日記を書こうとして題材を考えていたら、新聞が届いた音がした。我が家は日経、朝日、河北の3紙を購読している。このうち、日経と朝日がまず最初に届く。日経をひらいて3面をみたら、日本実業出版社から出した「鳥の目…

週4日、ヨガに通ってみたが、、、、、

先週日曜日から今週の日曜日までで、会員になっているスポーツクラブのヨガに4回通った。日曜日、木曜日(勤労感謝の日)、土曜日、日曜日(本日)である。吐くことから始まる呼吸法、足の指から始まるストレッチ、アニメーターの動きを追う精神の集中、、、…

「養老院より大学院」(内館牧子)

脚本家の内館牧子さんは、相撲の世界を描いた「ひらり」などのテレビドラマなどを書いた売れっ子である。2000年から横綱審議会委員を務めたし、マスコミにもよく登場する。その内館さんが2003年から大相撲研究のため東北大学大学院に入学し2006年に卒業する…

波頭亮「プロフェッショナル原論」を読んで、プロフェッショナルの論理と倫理を考える

著名な経営コンサルタントの波頭亮さんから「プロフェッショナル原論」(ちくま新書)という新著をいただいた。表紙の裏には「自由と誇り」という言葉と本人のサインがしてある。自己決定と自尊こそがプロフェッショナルの神髄であるということだろう。この…

入試の季節が始まる

入試の季節が始まった。まず、22日の水曜日は推薦入試と帰国子女の入試だった。事業構想学部では、今年から推薦入試に全国枠を設けた。今後は、センター入試、大学院入試、前期入試、後期入試と続いていく。他に、学内では卒業論文や修士論文の指導が佳境に…

「富田勲 仏法僧に捧げるシンフォニー」(NHKBS放送)

NHKBS放送の夜9時からの1時間半の番組を観た。シンセサイザー富田勲は63年前に疎開先の愛知県で鳳来寺山を訪れる。そのとき聞いた「仏法僧」(コノハズク)の「ブッポーソー」の鳴声に魅せられる。この番組は仏法僧をテーマとした曲が出来上がる過程を…

古今亭志ん朝--「この空港(ロンドンヒースロー空港)で一番働いているのは、あれかもしれませんね」

落語の伝説的な名人・古今亭志ん生のCDを買って時どき聞いていたら、家内の方がはまってしまって、寝室ではいろいろな落語家の語りを聴きながら眠りに入るし、くるまの中ではいつも志ん朝の落語が流れてくる。志ん生の落語はゆったりした名人芸で聴いてい…

ヘルシー・ヨガ

10時過ぎまで、原稿の修正や授業準備をした後、会員になっているスポーツクラブに家内と一緒に久しぶりに出かける。11時からヘルシー・ヨガというプログラムに初めて参加する。呼吸法とストレッチを中心に1時間ほどみっちり体を伸ばす。すっきりした体形のイ…

「仙台の作家たち」(仙台文学館)のオープニングイベント対談「池上冬樹・土方正志」

井上ひさしさんが館長をつとめる仙台文学館で18日から「仙台の作家たち」が始まった。ここ5−6年、仙台に関係する作家たちがブレークすることが多くなった。伊坂幸太郎、熊谷達也、佐伯一麦、瀬名秀明、三浦明博らは仙台在住だ。また、縁のある作家も多い。伊…

「鳥の目」手帳術は、「鳥目(とりめ)」手帳術ではない!

11月から手帳の季節が始まった。毎年300万冊を売り上げている能率手帳は、手帳界のベストセラーかつロングセラーで1951年の発売以来、圧倒的な支持を得ている。生産管理技術の導入をはかるため海外視察にいく、持ち帰った手帳を参考につくられ、1949年に能率…

宮城県内の知られざる人物記念館を探す

私の住む宮城県の主な人物記念館は回ったが、調べるとまだまだある。それぞれの町で全国的に後世まで名前が知れ渡っているほどでもないが、地元やその家族や縁者たちが人物の業績や偉さを顕彰した建物は意外に多い。最近わかっただけでも、鹿島台の鎌田三之…

画家は長寿が多いーー大観、北斎、ピカソ、熊谷守一

15回にわって「ほんとうの時代」に連載してきた「人物記念館を訪ねる旅」も12月号で最終回を迎える。今回は日本画の再興を果たした横山大観を取り上げている。大観は明治元年生まれで、1958年に90歳で没しているから、まだ最近の人という感じがする。短い時…

図解ソフトの長所と特徴の取材を受ける

東京から若い女性記者がみえてパソコン雑誌の取材を受けた。図解を描くソフトとして、いくつかのソフトを比較して解説して欲しいという注文である。「VISIOでマスターする図考プレゼン 実践の極意」という本を出していて、図解ソフトである「図解マスター」…

「いくつになっても脳は若返る」(ジーン・D・コーエン著)

随分と昔に、「流動性知能と結晶性知能」という研究がアメリカの新聞に載って話題になったことがあった。流動性知能とは脳の機敏さで25歳くらいがピークとなり、後はだらだらと低下していく。しかし結晶性知能は経験から学んだ知識を活かす脳であり、こちら…

海外でのブログ書き込み

ホテルではNHKが入るので、情報入手という意味では日本にいるのとあまり変わらない。朝、7時頃のホテルを出て黄海上の島につくった巨大な空港へ向かう。空港では余ったお金で韓国海苔とキムチを買ったが、飛行機に乗る直前に八木さんが現われて、韓国の人…

北朝鮮との休戦ライン付近訪問、白凡金九記念館探訪、会社見学

ソウルから50キロ北上し、北朝鮮との休戦ラインに向かう。途中、案内していただいた会社の社長さんにさまざまな話をうかがう。韓国独立に力を注いだ日本人の話、ハングル一辺倒から漢字も含めた教育への変化、農村の疲弊、人件費の高騰政策による国際競争力…

韓国ソウルで70代の知識人たちと夕食を摂りながら日本語で談論

13時15分発のアシアナ航空で仙台から2時間半で韓国の仁川国際空港に到着。10分遅れで成田から着いた八木哲郎(NPO法人知的生産の技術研究会会長)さんを迎えて、一緒にソウルに向かう。ホリデイ・インで部屋に入り、夕食は韓国の70代の前半の4人の方と八木さ…

大崎市行革講演会で2回の連続講演(市職員の受講者は300名と400名)

大崎市行政改革講演会で講演を2回行った。テーマは「説得型行政から納得型行政への転換を!--大崎市行政改革と図解コミュニケション」。年来の行政に関する私の考えと現在進行形の大崎市行革推進委員会の行革理念の説明、そして自分の仕事の図解という宿題を…

秘書学入門

昨日から丸一年一緒に仕事をしてきた秘書が一ヶ月ほど休むことになった。その間、大学院で学ぶ女性の中国人留学生が4日間(午前中が中心)、宮城大学卒業生で主婦をしている韓国人留学生が1日、というスケジュールで補佐をしてくれる。研究室はしばらく日中…

宮城大学太白キャンパスを初訪問

昨年宮城大学に学部新設があり、現在の事業構想学部、看護学部に加えて食産業学部が隊列に加わった。長い歴史を持つ県立の農業短大が農業からフードビジネスを中心とした学部に衣替えしてできた学部である。この学部は私のいる大和キャンパスから車で40分ほ…

「疾風る人 弁護士 布施辰治」(要プロデュース・劇団仙台公演)

夜は仙台市青年文化センターで行われた演劇を観る。「疾風る」は「はせる」と読む。人権弁護士として最近話題にとりあげられている宮城県出身の布施辰治(1880--1953)の生涯を描いた作品である。布施辰治は戦前は朝鮮人の独立運動を擁護したり、法廷侮辱罪…

現代のブロガーは正岡子規の随筆に学べ----子規庵訪問記

子規庵は総坪数55坪、建坪24坪の一軒家である。南向きの庭があり、子規の天地であったこの庭には子規の愛した様々な木や花が咲いている。座敷として使っていた8畳間から病間としていた奥の6畳間が続き、その6畳間のガラス戸の先は、糸瓜(へちま)棚になって…

隅田川下り、浜離宮、江戸東京博物館、浅草演芸ホール

浅草の吾妻橋から隅田川ラインと呼ばれるコースで隅田川を下る。吾妻橋、駒形橋、厩橋、蔵前橋、両国橋、新大橋、清洲橋、隅田川大橋、永代橋、中央大橋、佃大橋、勝鬨橋と続く、形の変化と色の多彩さを堪能する。後藤新平が震災復興の目玉のひとつにあげた…

子規庵、一葉記念館、黒田(清輝)記念室

朝、ホテルで温泉に入った後、散策にでる。お寺の多い谷中を通り抜け、日暮里から根岸に出る。根岸には、正岡子規(1867−1902年)が34歳で死去した家がある。そこは中村不折記念館の前にあった。以前この記念館を訪ねたときには、ここに子規庵があることには…

鴎外荘 

上野駅から徒歩10分、上野動物園の裏手に森鴎外旧居跡がある。現在は水月ホテル鴎外荘というホテルになっているので、今回の東京での宿泊はここにしてみた。このホテルから千駄木方面にのぼっていくと鴎外記念本郷図書館や夏目漱石旧居跡、谷中方面に歩いて…

「翻訳」サービスは世界への窓口

グーグルのメールサービスを使ってから、迷惑メールを遮断することができて、ストレスから解放された。今度は、グーグルの「翻訳」サービスを使ってみた。多彩な種類の言語同士の翻訳が簡単にできる。中国語から日本語にいきなり翻訳するのではなくて、中国…