2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

女性の部下と男性の部下

私はかつて女性の部下を数多くもったことがある。そこでわかったことであるが、上司の立場から考えてみると、男性の部下よりも女性の部下の方が接し方や指導方法がずっと難しかった。なぜなら女性と対峙する時は、相手の人生と真っ向からぶつからないとやっ…

客員教授をしている中国長春の吉林大学関係者と会食

客員教授をしている中国・吉林大学のエン先生(国際交流センター長)が仙台に見えたので、夜は歓迎の食事会となった。奥さんは吉林大学行政学院の教授で20日間ほど東北大学に講義で来ているので、ご主人が名古屋出張の折に仙台に寄ったとのことだ。この人が4…

今日の格言---高橋是清とマエックス

折に触れて自分を励ます偉人の格言をコツコツ集めている。それももうすぐ400に達する。次に出る本に少し使ってみたが、今後はこういう使い方も増えてくるかもしれない。

「大宅壮一特集」---知研フォーラム293号

知研フォーラム293号(2007年1月15日)がたまたま大宅壮一特集だった。昨日のブログで大宅文庫訪問記を書いたが、今日はその延長である。・大宅壮一特集 青地しん(ノンフィクションライター)昭和48年4月23日の知研セミナー・このカードができれば、旅行記…

大宅壮一文庫---「本は読むものではなく、引くものだ」

土曜日に東京世田谷区八幡山にある財団法人大宅壮一文庫を訪ねた。京王線の八幡山駅で降りて非常に大きな都立松沢病院を左手に見ながら赤堤通りを700メートルほど歩くと大宅文庫が現れた。表にある看板には「日本唯一の雑誌図書館」とあり、故大宅壮一の「本…

「らしいこと」  と  「らしくないこと」

ある靴屋に半年振りに訪れた。二度目である。入っていくとご主人が私の顔を見るなり足のサイズを口にしながら挨拶をしたので、驚いた。お客の顔と足のサイズが一致しているのは見上げたものだと感心もした。整骨院の先生に聞くと、背中をみると顔が目に浮か…

著者と編集者との関係

2月から3月にかけて出す予定のいくつかの本の出版準備が進んでいる。出版社の編集者と東京出張の折に会ったり、逆に編集者が仙台に来るときに会ったりしているうちに企画が決まったり進行が進んだりする。お互い人間だから何げなく会ってよもやま話をしてい…

大学院修士論文審査

大学院2年生の修士論文の審査がたけなわだ。今年は自分が指導している大学院生が一人、サブとして論文審査を行う院生が三人という担当になっている。今日は、朝8時半から3つの審査会で各院生の修士論文を審査した。合間に会議が3つ入っていたので学内を動…

「U7」(学士会)という雑誌のインタビュー

「U7」という雑誌から取材を受けた。この雑誌は社団法人学士会が発行元である。学士会といえば「学士会館」という古い由緒ある建物を持つ団体で、旧帝大系の7大学の卒業生で構成する社団法人である。学士会という古い名前の割にはモダンな雑誌だなあと思っ…

宮城県経営者協会で講演--「考える社員を育てる」

仙台の紅陽グランドホテルで行われた宮城県経営者協会水曜会で講演。出席者は宮城県内企業のトップや人事労務担当者で、70名ほど。講演テーマは「考える社員を育てる」。1時間半の講演の後、懇親会で多くの人と話をする機会があった。各業界ごとの事情、そし…

ヨガ通いが2ヶ月たった。成果は、、、、

初めてヨガに行ったことをこのブログに書いたのは11月19日だったから通い始めて2ヶ月経った。ヨガはもともとインドで生れた修行法だが、今はアメリカで洗練され健康法として認知されている。実際のヨガでは宗教的な部分といえば音楽くらいだろうが、自分の肉…

50代後半で死んだ人々のリスト---「人間臨終図鑑」(山田風太郎)から

山田風太郎の「人間臨終図鑑」は不思議な書物である。2巻・3巻を入手。2巻は56歳から72歳までで死んだ人々3巻は73歳から100歳代で死んだ人々以下は、50代後半で死んだ人々のリスト。

長期総合計画の不思議----市町村アカデミー(全国市町村職員中央研修所)で研修講師

千葉県幕張にある市町村職員中央研修所。全国の市町村職員の研修を一手に引き受ける大きな施設である。地方公務員の研修の仕組みはよくできていて、全国規模のこの研修所以外に、地方(例えば東北というくくり)や各県ごとに職員研修所や公務研修所などの名…

「小説 佐藤一斎」(童門冬ニ)

小説家の童門冬ニが「小説 佐藤一斎」という本をものしている。77歳になる著者は88歳まで生きた佐藤一斎に学ぶという姿勢で書いた。童門は現代では90歳を超えてベストセラーを連発した日野原重明先生も励みにしながら小説の執筆を続けているそうだ。門弟三千…

地元テレビ局からカメラ取材を受けた----テレビは暴力的なメディアである

昨日の夜、地元のテレビ局から電話があって、仙台近郊に新たにできる大型ショッピングセンター(名取市のダイヤモンドシティ・エアリ。2月24日オープン)がもたらす影響についての取材をしたいとの申し出があった。よく聞くと「取材は明日」ということだった…

修養・研鑽・鍛錬

日本人はもともと修養、自分を磨くということに長けている民族だと思う。私の母親もそうだが、俳句や川柳を好む年配の方は多い。サラリーマン川柳や短歌の大会などには、数多くの作品が集まる。ものすごい数の愛好者がいるのに驚くことがある。そのように一…

行政改革(大崎市)

学部ゼミ、卒論指導、講義を終えて、大崎市へ。第4回の大崎市行政改革推進委員会(会長)。今回も伊藤市長、二人の副市長も参加。15時半から18時まで熱心な議論が続いた。今日のテーマは、「政策プライオリティ(優先順位)の判断基準」と「コミュニケーショ…

歌人「扇畑忠雄展--学と芸の綜合」(仙台文学館)---老いてなほ美しきものを吾は見む 若かりし日に見えざりしもの

長年にわたり東北の歌壇をリードし続けた扇畑忠雄展が仙台文学館で始まった。1911年(明治44年)に中国の旅順で生れた扇畑は、広島高校時代に19歳で「アララギ」に入り、短歌の道を歩み始める。教師となった扇畑は1942年(昭和17年)、31歳のときに仙台の第…

「迷ったら、失敗する可能性が高い方、自分がダメになる方を選べ。そうするとエネルギーが湧いてくる」(岡本太郎)

私たちは日常生活では常に選択に迫られている。どちらのプランを採択するか、どんな戦略で行くか、赤いシャツを買うかグレーのシャツにするか、誰を食事に誘うか、状況や重要度に差はあるものの、様々な場面で決断をしなくてはいけない。その時にすぐに判断…

「健康は人間が自分に贈ることの出来る最高のプレゼントです」(鈴木健二)

幼少の頃から私たちは、「食べ物を粗末にするな」、「食事は残さず食べろ」と言われて育ってきた。もちろん、物を粗末にしないことや感謝の気持ちを持つことは大切なことである。しかし、人生全体における優先順位を間違えてしまうと身を滅ぼすことにつなが…

残業よりも「前業」----とにかく朝早く稽古場に出ろ。人に負けない時間に出ろ。出さえすれば、あとはどうにかなる(大関・大の里)

残業してはいけない。だらだらと非効率的な仕事になるし、必ずその日に終わらせなくてはいけない仕事でもないのに、同僚が帰らないからとか、何となく理由で残っている人も多いはずである。本来すべきではないはずの残業が、すっかり日常の習慣になってしま…

「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら誰も君を下足番にはしておかぬ」(小林一三)

何のために仕事をしているのか。生活をしていくため、日々を暮らしていくという理由はもちろんであるが、それだけではない。誰だって自分の仕事の意義を見出して、いい仕事をしたいと思いながら仕事をしている。その結果、何が得られるかというと、仕事が得…

行政マンの仕事・大図鑑

大崎市役所行政改革推進課から、大きな袋が届いた。昨年末に行った行革講演会の成果である、職員が描いた「私の仕事」の図である。12月22日締切だったが、1000枚以上ある。これを部毎・課毎・係毎にまとめたものだが、あまりに数が多すぎて3分冊になっている…

智恵子記念館----「貧しく、飾らず、単純であれ」

中学や高校のときの教科書に出てきた高村光太郎の妻・智恵子(1886年生れ。1938年に53歳で没)に対する愛情の深さやそれをあらわした詩のいくつかは今も覚えている。岩手県花巻市にある夫の光太郎の記念館は既に訪問したが、福島県・二本松の安達という町の…

77歳の永眠者リスト

年末年始を仙台で迎えた母を空港まで送っていった。今年の夏は父の7回忌。父は77歳で没しているのだが、同じ年齢で誰が亡くなっているのかという面白いリストがあったので書き留めておく。

性格タイプという基本ソフト(OS)で人は動く

上司には細かく報告すべきか。部下にはどう接するべきか。クレームをいう顧客への接し方はどうすべきか。ガンは告知すべきか。人間はどう生きるべきか。青春をどう生きるか。経営者はどう振舞うべきか。こういう議論は私たちの日常で常に議論されている。私…

「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌」(竹中平蔵・日本経済新聞社)

小泉内閣の経済司令塔の役割を5年5ケ月にわたって果たしてきた竹中平蔵大臣は、毎日短い日誌をつけ始めた。歴史的瞬間に立ち会うという意識で始めたとあるが、使命感を持って歴史づくりにあたる様子を記しておきたいと願ったためだろう。その日誌はA4で30…

「人生後半に読むべき本」(谷沢永一・渡部昇一)

元旦に近所の賀茂神社で御神籤を引いたら「吉」だった。昨年は「末吉」だったから今年の方がいいと思うようにしよう。この「吉」と「中吉」はどちらがいのだろうかと少し気になった。どっちだろう?年末年始は本を読んでいる。鋭い舌鋒で文芸評論を書く関西…

「ウェブ人間論」(梅田望夫・平野啓一郎:新潮新書)---外的世界の拡大は内的世界を深化させる

昨年読んだ本の中で一番面白かったのは梅田望夫「ウェブ進化論」だった。この本は話題となってウェブ2.0という言葉が飛び交う契機となった。今日はその続編である「ウェブ人間論」という平野啓一郎と梅田の対談本を手にした。対談という手法はそれぞれの特徴…

謹賀新年

新年明けまして、おめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。今年の達成可能な記録一覧です。(大きい数字から並べてみると、、、)・ホームページ「図解Web」訪問者数 70万ヒット(現在67.7万) http://www.hisatune.net/・ブログ「今日も生涯…