2007-01-01から1年間の記事一覧

河北新報「地域に根差して 宮城大10周年」の連載が始まる

河北新報で「地域に根差して 宮城大10周年」の連載が本日から始まった。3回となる予定。 広報担当学長補佐として担当した企画で、実現まで数ヶ月かかった。 - 「1997年に開学し、今年で十周年を迎えた宮城大。旧来の価値観にとらわれない個性的で魅力ある学…

中堅リーダーに向けたビジネス現場のリーダー論---「ビジネスデータ

「協働をより促進させるために大切なものは何か」という観点から、「ファシリテーションの技術」というテーマで「協働促進」についての連載を頼まれて以来はや2年たった。 今回で最終回となったが、以下は今までの全24回のテーマである。「見晴らしのいい場…

大学と新聞広告

このブログは基本的には毎日翌朝書くことにしているから、書いているのは30日の朝である。 今朝の新聞を見ると、大学関係の二つの記事広告がある。一つは河北新報に掲載された宮城大学の「開学10周年」のお祝いの広告だ。 村井宮城県知事と馬渡宮城大学長が…

宮城大学事業構想学部インターンシップ報告会・意見交換会

今年で5年目の事業構想学部のインターンシップ。 私はインターンシップ運営委員会の委員長として春から仕事をしてきた。 このインターンシップは教員の手づくりであること、2年生を対象としていることなどが特徴である。今日は夏休みに5日程度の期間を仙台・…

「ビジネスの巨人シリーズ」 ドラッカー 一流の仕事をするプロの教

ドラッカー―一流の仕事をするプロの教え (ビジネスの巨人シリーズ)作者: ドラッカー研究室出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2007/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る先日取材を受けたドラッカーの本が届いた。 「図で読み解く!ドラッ…

「龍の棲む家」(玄侑宗久)

「龍の棲む家」(文芸春秋)は、妻に先立たれた呆け老人の次男・幹夫の介護の日々を描いた小説である。出てくるのは、父と自分と兄、そして介護士の佳代子だけ。幹夫の母、兄嫁などは思い出という形で登場する。「呆ける」ということを悲しみと共感を持って…

せっせと仕事

土日は、研究室と自宅でせっせと仕事。 授業の準備、今週あるインターンシップ学外発表会の資料の読み込み、プロジェクトの吟味、そして次の出版のための執筆、、、、。合間の気分転換に本を2冊読んだ。「いつまでもデブと思うなよ」(岡田斗司夫) 1年で50…

「図解仕事人」から「合意術」へ

あるブログで拙著のことを取り上げていただいたので、引用したい。 40代男性の外資系転職日記である。 http://d.hatena.ne.jp/life_is_beautiful_1228/20071123/1195910358 - 久恒啓一著『図解仕事人』はある意味、僕の転機を作った、少なく見積もっても手…

今日の結婚式は主賓

勤労感謝の日の今日は、仙台メトロポリタンホテルで行われた教え子の結婚式に招かれた。学生会代表だった宮城大学一期生で卒業時に起業し、現在は株式会社デュナミスの代表取締役として地域で活発に活動している渡辺一馬君の結婚式だ。19歳で入学したのだが…

紅葉の上に雪が積もる

ある大学の将来構想委員会の委員になっていて、夜は東京での会合があったので日帰りで東京を往復した。22時20分の最終新幹線に乗って23時59分に仙台駅に着くと、いつもと様子が違う。駅前のタクシープールにまったく車がいない。40分以上待って体が冷えてき…

外国人向け第二日本語「ローマ字日本語」のすすめ

日本ローマ字会という社団法人がある。 http://www.roomazi.org/1885年(明治18年)に外山正一らが羅馬字会を組織したことが始まりで創立会では会員数は6876人だった。その後、1921年(大正10年)に日本式ローマ字の実行団体として日本ローマ字会が設立され…

「いつも学内を走っていますね」

昨日初雪が降り、また寒波が来くるということなので、朝は行きつけのガソリンスタンドに寄って冬タイヤに換える注文をして車を置いてくる。我が家にある3台の車は今日中に順次交換することになっている。今年は夏が異様に暑かったので、頭が切りかわらなかっ…

人はなぜ働くか

月曜日の授業「人的資源管理」の7回目は、宮城リコーの社長を長年務めた富田秀夫さんをゲストとしてお招きして1時間の講義をしていただいた。富田さんは赤字会社であった宮城リコーを1年で黒字にした経営者。 テーマは「人はなぜ働くか」で、手振り身振りを…

「時間単位の市場戦略」(谷口正和)

マーケッティングコンサルタントの谷口正和さんから本を送ってもらったので読んでみた。 ある問題意識を持ちながら読んでみて、引っかかったフレーズを並べてみる。 それ以外にも脳を刺激するキーワードが満載である。 - ・発表の場は、ギャラリーであり、ミ…

藤田喬平ガラス美術館4回目の訪問

母が来ているので松島のホテル一の坊で牡蠣料理の昼食をとり、そのホテルの 敷地内にある藤田喬平ガラス美術館を訪問する。帰りに塩釜神社にも寄った。 どちらも結婚式が多かった。藤田喬平ガラス美術館は、松島の海のほとりに建っていて、ここから眺める 海…

「教養立国ニッポン」(藤原正彦)

大切な提言であると思うので、要点を私なりに整理して書き留めておく。 - 2005年11月にでた「国家の品格」がベストセラーになった藤原正彦が 文芸春秋12月号に「教養立国ニッポン」という論文を書いている。 サブタイトルは「経済至上主義では人心乱れて国滅…

若狭一滴文庫(水上勉記念館)、川上善兵衛資料館

人物記念館をキーワードにアンテナを立てていると、面白い情報が飛び込んでくる。日経新聞のアート探求面に「奇縁まだら」という連載がある。画は横尾忠則。瀬戸内寂聴が書いていていて、松本清張、今東光、遠藤周作などの人たちとの交流を描いており、なか…

空海の全体知

彼がその世界観・宇宙観を示そうとしたものが、金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅という二つの曼荼羅であるとすれば、それぞれが時間と空間の二つの相を描き出して全体性の中で自らを位置づけようとする世界表現である。この表現、よく考えれば、現在流行の「図解…

「ウェブ時代をゆく」(梅田望夫)を読む・4−−「二つの知的中間層

近年の「総表現社会」ではエリート1万人、大衆1億人という構図ではなく、この間に「多様で質の高い」中間層がいて、その数は1千万人と想定している。この層は国民の10%前後で構成されていて、日本の持つ厚みは世界一優れたものだろう。 今まで大衆の中に埋…

「ウェブ時代をゆく」(梅田望夫)を読む・3−−「思考停止」か「鳥

梅田望夫は、「構造化」に関して次のようにも言っている。「特に「けものみち」においては、自分が興味を持って考えているもやもやとしたことを、相手に合わせてわかりやすい形に構造化してコミュニケーションする能力が重要になる。」「そんな構造化能力、…

「ウェブ時代をゆく」(梅田望夫)を読む・2−−「魔の15年」と「

梅田望夫は20年近いコンサルタント業の中で、大企業で働くビジネスマンを観察し続けてきた。この本では「高速道路」の延長線上の高く険しい道と歩く人の少ない「けものみち」という比喩で組織と個人を語っている。梅田自身は大組織で働く適性がないと判断し…

「ウェブ時代をゆく」(梅田望夫)を読む1−−「見晴らし」と「構造

梅田望夫の最新著「ウェブ時代をゆく」(筑摩新書)を読んだ。梅田の「ウェブ進化論」「フューチャリスト宣言」はそれぞれ刺激的だったが、この本はIT技術革命の時代にあって若者は「いかに働き、いかに学ぶか」をテーマに書き下ろしたものである。話題とな…

HPトップページの工夫

NPO法人知的生産の技術研究会のHPのトップページの中央部分を切り取ってみた。 http://tiken.org/掲示した部分は中央のメイン部分だが、 この中央メイン部分の左には「お知らせのコーナー」、「最新のセミナー」、「知的生産の技術図書館」などが並び、右…

逆取材

このところ雑誌の取材が多い。 メディアからの取材は一方的にこちらから情報を奪われる感があるから、最近は編集者やライターの経歴や、雑誌業界・出版業界の動向、読者の変化、売れ筋などを聞き出すようにしている。世の中の動向の取材である。写真を撮られ…

法人化学内説明会

水曜日なので会議が多かった。9時から総合情報センター会議。 12時から総合研究の学生対応。 13時から15時半まで法人化説明会。 16時から19時まで学科会。13時からの法人化説明会には三学部のほとんどの教員が集まり、 学長以下法人化担当者、及び県からの説…

「図解ウェブ」上での著作の表示の方法を変更してみた

「はてな」の近藤社長が自分の会社のブログに慣れてしまって使い勝手の悪さが目につかなくなってしまったので、改めてユーザビリティ調査を行うことにしたと言っている。使い慣れたものはすでに構造や関係が頭の中にビルトインされてしまうので、初心者の戸…

第9回自分史シンポジウム「旬は、今」(愛知県春日井市、12月6日

愛知県春日井市の財団法人かすがい市民文化財団の女性が二人で大学にみえた。12月16日に行う第9回自分史シンポジウムの打ち合わせが目的である。担当者は熱心で感じがいい。この町は書で有名な小野道風を記念した道風記念館を持っていて「書のまち」として…

先生だらけのゴルフ

日曜日はスイングアカデミーというゴルフスクールが主催するラウンドレッスンに参加した。 松島チサンカントリークラブ大郷コースで、スクールの先生がついてくれて、ラウンド中に一人ひとりにアドバイスをしていただくというレッスンで、実地で状況に応じた…

「逝きし世の面影」(渡辺京二)

渡辺京二という名前には記憶がある。私の属しているNPOがまだ産声を上げた頃、講師として出講していただいていた在野の日本近代史家として知っている。私自身はこの勉強会を四半世紀以上続けているが、名前だけで実際に会ったことはない。1930年生まれだ…

生命保険業界の情報誌「ベストプランナー」の図解特集---「図解でニ

生命保険業界を対象にした「ベストプランナー」という雑誌がある。 今年の2月号に私が監修して「図解でみせる」という特集を組んだのだが、好意的な反響があったそうで、第2弾を出すことになった。その11月号が届いた。「本誌2007年2月号の特集「図解でみせ…