2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

遠藤周作−グウタラな「孤狸庵」生活と勤勉な小説家人生の両立

遠藤周作は中国・大連で生まれ、灘中学、10歳で洗礼を受けキリスト教徒になる。18歳上智大学予科入学、20歳慶應義塾予科入学、フランス文学科、25歳フランス留学、30歳帰国。32歳「白い人」で芥川賞(安岡章太郎、吉行淳之介、広野潤三らと第三の新人と言わ…

静かに、健やかに、遠くまで−−「城山三郎展-昭和の旅人」

横浜の港の見える丘公園の一角にある県立神奈川近代文学館で、城山三郎展が開催されている。澤地久枝が編集委員をした「城山三郎展−−昭和の旅人」は、第一部「大義の末−−城山三郎の原点」、第二部「組織と人間−−城山三郎の世界」、第三部「幸福は花びらのご…

横浜逍遥−−山手本通り、県立神奈川近代文学館、そごう美術館

朝早くから家内と出かける。横浜・石川町で電車を降りて、山手本通りの坂を登ってゆく。外交館の家、ブラフ18番館、カトリック山手教会、フェリス女学院中・高、ベーリック・ホール、エリスマン邸、山手聖公会、山手資料館、外国人墓地、外国人墓地資料館、…

どこまで大きく未完成で終わるかだ−奥村土牛

山種美術館で開催中の「奥村土牛」展。山崎種二(1893−1983)は、明治26年12月8日生まれ。米問屋につとめ,大正13年独立して山崎種二商店を設立。昭和8年証券業に進出し,19年山崎証券(現山種証券) に改称。また15年辰巳倉庫を買収,ヤマタネの基礎をきずいた。…