2023-02-10から1日間の記事一覧

鶴彬(つるあきら)という反戦川柳作家がいた。「万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た」「手と足をもいだ丸太にしてかへし」「胎内の動きを知るころ骨がつき」

出久根達郎『百貌百言』(文春新書)を読んでいたら、鶴彬(つるあきら)という反戦川柳作家がいた。29歳で獄死している。佐高信は「川柳界の小林多喜二」と言っている。 川柳は5・7・5のわずか17文字で、本質をえぐる。著作を読むより、わかりやすいから、…