グリーンツーリズムと、童話と俳句

3年生のゼミで、グルーンツーリズムを専攻している韓国人留学生と話し合う。浜田廣介の「泣いた赤鬼」の物語は、都会人と農村人の交流の話としてもみれる。こういう童話は日本には多いと思う。童話を題材に考えてみたらどうか。また俳句は自然を観察して読むものだから、いわば環境問題に対する最大のソフトウエアともいえる。俳句や短歌の世界には、吟行という旅の形式があるが、農村の人々が俳句や短歌を読むことができるならば、都会の旅人句会などを催すことができる。グリーンツーリズムはこのような観点から考えてみると面白いのではないか。

このようなアイデアやアドバイスを行った。毎日の生活や観察が発想の源になると改めて感じることとなった。専門や関心領域の異なる様々な学生と話しをしていると、知識が身につくのと同時に発想が豊かに広がっていく。これも教師という職業の醍醐味だろう。


卒論の指導は、10人の4年生が集まり、最終発表と私の点検で終えた。おおかた、女子学生は問題が無く、男子学生はやや不安といった印象だ。昨日出してある学生を含めて11人が卒論を書く。今週末に締切。最後の頑張りを期待。