寺島実郎さんの欧州(英国・仏蘭西・スイス)・中国(北京での日中韓の東アジア共同体シンポ)の2週間の旅の報告勉強会

夕刻は寺島実郎さんの欧州(英国・仏蘭西・スイス)・中国(北京での日中韓東アジア共同体シンポ)の2週間の旅の報告勉強会。トッピックスを中心に直近の話題を取り上げたため、リアリティのある報告になった。


・東アジアの指導者の劣化

・日本はアジアの英国か、スイスか?

・英国は成長力はあるが、産業力を失った。欧州ではドイツの強大化が進行

・スイスは2002年国連に加盟。国連加盟下のハリネズミ防衛軍は自衛隊に酷似

・パリ・北京は8200キロで近い。欧州は中国のナンバーワン貿易圏

・UNITED NATIONS の国際連合との訳は世紀の大誤訳。戦勝国連合

・中国の反日運動へのブレーキは欧州の目線に影響を受けている

・東アジアは、段階的接近法がいい。金融・エネルギー・食料・環境

・中国の本音は、1.台湾問題 2.国連常任理事国、3.靖国 4.教科書

・台湾問題。米軍再編で日本の座間に米軍広域司令部。台湾有事の際に日本は米国 と一緒に中国に向き合ってくるのではないかという恐れ。

国連常任理事国問題。実現は中国が拒否権を発動しないことが前提。中韓連合。 アフリカが重要になる。なれるならなった方がいいが、なる理由が大切。5大国 主義の打破。日本は非核国家、非武器輸出国。平和主義国家。

靖国神社問題。日本はすでに8割が戦後生まれ。軍国復活の主張はない。こうい ったことを説明すべき。日本にはまともな歴史教育はなかった。中国・韓国は徹 底した教育を受けている。日本の侵略史一色だと思い込んでいる。今後、近隣諸 国の軍事的脅威にはならないし、近隣諸国にもなって欲しくないと言うべきだ。

・寺島対中3原則。

 国際社会のルールに則り活動せよ。

 台湾問題は中国の国内問題であることを明確に。

 国際紛争化させない努力をお互いに払おう。