向井千秋記念子ども科学館(群馬県館林市)

日本女性初の宇宙飛行士の向井千秋さんを記念した科学館。以前来た時は、「向井千秋記念」という言葉はついていなかった。リニュアルで、名前をもらったのだろうが、名案である。道路の標識には、田山花袋記念館の表示は無かったが、「向井千秋記念」はあった。文豪より、宇宙人の方が有名ということだろう。


館林市出身で、慶應義塾大学医学部出身の医師で心臓血管外科医であった向井千秋さんは、1984年の宇宙飛行士に応募し、合格する。1994年にコロンビアで、1998年にディスカバリーで2度目の宇宙飛行も行う。


好きな言葉


 If you can dream it, you can do it!


新聞記事のインタビューの記事に以下があった。

「人生を変えるきっかけというものは、日常茶飯事のいろいろなところに転がっている」転がっているのに気付くか、気が付かないか。気が付いたときに取るのか、取らないのか。


宇宙遊泳の時に、「天女になって空を飛んでいるようだ」という言葉も記憶に新しい。


向井さんは館林の帽子屋の娘で、家内の母と向井さんの母が親しいとのこと。「娘は医者で留まるかと思っていたが、宇宙にまで行っちゃった」と語っているとか、、、。科学館では、高校時代のイギリス留学時代の様子、大学時代のスキー選手の競技時の写真、また慶應義塾大学の医学部で活躍する写真が掲示してあった。石原裕次郎が患者として入院していたそうで、「内藤先生へ」(旧姓)というサインのあるレコードも飾ってあった。活発で好奇心旺盛な女性の姿が浮かんでくる。


つい最近宇宙へ行った野口聡一さんが食べたカップ麺の話題も掲示してあった。日清食品と共同開発した宇宙食ラーメン「スペース・ラム

  カップ・ヌードルをベース。粘度を高めた70度での湯戻し可能。

  チキンラーメンの瞬間油熱乾燥法を採用。


この館林は、日清食品の創業者の正田貞一郎氏のゆかりの地である。この人物は美智子皇后の祖父にあたる。この人物を記念した建物も館林駅の近くに残っており、見せてくれるそうだが、これは次回に訪問することにした。