古賀政男「自伝 わが心の歌」に作曲の技術と思しき文章が載っている。
音楽生産の場所は、自宅の書斎か、愛車の中だったそうだ。仕事場だから、自宅のつくりにはこだわったし、車にもぜいたくをしたと述懐している。
1. ぞくっとする詩にぶつかる
2. 作曲に入るのをできるだけのばす
3. 詩を暗記にかかる
4. ひとりでに口について出てくるまで親しむ
5. 詩吟のように立体的なイメージになってくる
6. 詩の心に合った曲想がわいてメロディーが浮かんでくる
7. 歌いこんでメロディーを追い求めていく
8. 最後に楽器を手にする