「イーリアス」日記

イーリアス」は、ホメーロスの作品で「オデュッセイアー」と並ぶ

ギリシア文学の傑作。全二四書、一万五六九三行に描かれるのは

トロイア戦争十年目の四九日間。神々と英雄・人間とが織りなす壮麗な

ドラマを記した長編叙事詩


この「イーリアス」を1月1日から12月31日まで1年かけて読み続けながら、

作者の淡々とした日常を描く。神話の世界と現代を生きる作者の日常とが重なりながら、ある種のハーモニーをかたちづくっている。


著者は森山康介、1950年生まれ。


日々の仕事の喧騒から解き放たれる、心洗われる作品。(春風社)