棟方志功

追加。日記番外編

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5日、【生誕百周年記念展 棟方志功―わだばゴッホになる―】
を見に、宮城県美術館に行ってきました。

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鍛冶屋の息子は
相槌の火花を散らしながら

わだばゴッホになる

裁判所の給仕をやり
貉の仲間と徒党を組んで

わだばゴッホになる

とわめいた

ゴッホになろうとして上京した貧乏青年はしかし
ゴッホにはならずに
世界の
Munakataになった

古稀の彼は
つないだ和紙で鉢巻きをし
板にすれすれの独眼の
そして近視の眼鏡をぎらつかせ
彫る
棟方志功を彫りつける

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友人の草野心平の詩「わだばゴッホになる」の一節。心平はこれを筆書きにし、
病床にあった晩年の志功を見舞うと、志功はベッドから下りて、
両手を合わせて喜んだとのことです。
青森の棟方志功記念館には昨年、東北電力での講演の帰途に立ち寄ったことが
あり、棟方志功の迫力ある人物像と仕事振り、圧倒的な仕事量に強い印象を
受けました。
あの目、あの動き、あの笑顔!

写真の土門拳、デザインの亀倉雄作、詩人の草野心平などは若い頃からの友人
であることも今回わかりました。

板画をという言葉を使った志功は板との対話を心がけていました。
版画の版という字は、板の片割れという意味だから板画の方が全部を意味する
からこの板画という言葉を使ったとのこと。

2003年4月5日~2003年6月15日
【生誕百周年記念展 棟方志功―わだばゴッホになる―】
棟方志功の初期から
晩年までの板画の代表作をたどり、その足跡を振り返るとともに棟方志功
幅広い芸業の全貌を紹介する。板画、倭絵、油絵、書、唐画作品のほか、
これまで公開されることのなかった代表作「釈迦十大弟子」の版木や下絵などの
貴重な資料も出品される。ゴッホを目指して独自で絵を学び、世界的にも高い
評価を確立した棟方志功の、ダイナミックな造形力と深い精神性にあふれた
作品を楽しむことができる。

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棟方志功記念館を見学。
30作品程度を飾れる広さがいいとの画伯の希望で規模は小さい。そのため
じっくりと版画や油絵の作品群を見ることができた。版画に歌が詠まれている。
「神よ、仏よーー全知全能させ給え」(ライフワークに打ち込む気迫!)
「広重の海の色よりややうすし わがこの頃のかなしみの色」
麦藁帽子をかぶり破顔一笑棟方志功の顔写真が素晴らしかった。