大暴風雨の中、青森県の三八上北地方(三戸・八戸・上北半島)の中心地である八戸市での講演会に向かう。八戸は人口24万人ほどで、青森県では弘前を凌ぐ県第二位の都会である。青森県医師会生涯教育講座の受講者は八戸の医師会メンバーである。テーマは「医療現場と図解コミュニケーション」。風雨の中、夕刻7時には八戸グランドホテルには40人ほどの医師が集まった。懇親会の後は医師会の幹部たちと夜の街に出て食事をする。
医師会の村上会長は脳神経クリニックの開業医、副会長の瀬尾さんは八戸赤十字病院長、理事の田名部さんは八戸市民病院の副院長(専門は小児科)、座長をつとめた岡本さんは市民病院の外科部長。みんな60代のこの町の実力者である。
「日本の医療は医者のボランティアで成り立っている」という発言があるなど、医療業界の問題、悩み、実情などを肴に痛飲して、楽しく過ごして気がついたら11時半になっていた。この時間まで飲んだのは久しぶりだ。