バーチャル「老人体験」(白内障・左足麻痺)−−看護専門学校祭でトライ

今日は娘が通う市内の看護専門学校の「看学祭」を妻と見物に行った。

娘は福祉大学を出た後、方向転換で看護師を目指すことになり通っている。

初めて学校に行ったが、校舎もきれいで環境もよく、基礎・成人老人・母性小児・在宅の各看護実習室や、ビデオライブラリー視聴可能な図書館、パソコン設備なども整備されており、また学生たちもいかにも看護を職業にしようというソフトな感じで好感を持った。


赤ちゃんの沐浴体験や手術室体験や、学生の展示などが行われていた。

また体育館ではVOXRAYという人気グループの歌や、学生たちの歌や楽器演奏、ダンスなどのパフォーマンスを楽しむことができた。


せっかくなので、身体測定とバーチャル老人体験を申し込んでみる。

身体測定の方は、血圧、握力、肺活量、そして骨密度を測ってくれる。音響的骨評価値という測定情報で骨密度は年齢平均以上、肺活量は3900ccだったがこれは随分と高い数字だそうで、まずはひと安心。


期待した「バーチャル老人体験」では、白内障で脳溢血による左足麻痺の80歳の老人という設定でいくつかのものを身に纏って階段を昇り降りする。

白内障用のメガネをかけると、視野が極端に狭くなって階段の昇り降りには、手すりが必要だし、目を下に向けてステップを踏まないと不安になる。視野狭窄となるので、生活は不自由になることがわかった。

また、左足にまとった荷物のため、のぼるときは効き足の右から、くだるときは左足からでないと昇降は難しい。これも時間をかけてゆっくりした動作でないと危険を伴うと感じた。


しかし、白内障にもかからず足の麻痺もないという状態だったら、80歳になっても少し体が重くなる程度のようだ。

まずは、節制をこころがけ、病気にならないような生活をすることが大切だと改めて思った。