韓国ソウルで70代の知識人たちと夕食を摂りながら日本語で談論

13時15分発のアシアナ航空で仙台から2時間半で韓国の仁川国際空港に到着。10分遅れで成田から着いた八木哲郎(NPO法人知的生産の技術研究会会長)さんを迎えて、一緒にソウルに向かう。ホリデイ・インで部屋に入り、夕食は韓国の70代の前半の4人の方と八木さんと私で一緒に摂った。


大学の名誉教授、財団の理事長、企業のオーナー社長、大会社を退職した論客。4人とも韓国併合時代の教育を受けていて、素晴らしく日本語がうまい。また日本人として(かつて日本人だった時代がある)の教養も深く、それぞれの立場からの観察には感心した。この4人は中学校時代の同級生の仲間だそうで、たまたま2人が八木さんとは中国・天津時代の幼馴染だったことから、縁がでくたものだ。


「知的生産の技術」に関心を示し、韓国でも研究したいというようなことだった。八木さんが書いた自分史がきっかけでこの仲間たちの間でブームになっているそうだ。日本併合時代、解放、朝鮮戦争、経済発展、IMF管理、など時代に翻弄されてきた世代だけに、ものを観る目は深い。サムソンの労使紛争、自分史、日本の若者と漫画、韓日の落差、ナレッジマネジメント、図解などとてもレベルの高い知的な会話が成り立つグループだった。