「鳥の目」手帳術は、「鳥目(とりめ)」手帳術ではない!

11月から手帳の季節が始まった。


毎年300万冊を売り上げている能率手帳は、手帳界のベストセラーかつロングセラーで1951年の発売以来、圧倒的な支持を得ている。生産管理技術の導入をはかるため海外視察にいく、持ち帰った手帳を参考につくられ、1949年に能率協会会員の企業に、お歳暮として無料で配られたことがきっかけだ。評判がよく、有料でもいので分けて欲しいとの要請が相次ぎ、1951年に商品として発売したものである。


この手帳の特徴は「時間目盛り」を入れたことで、それ以降日本人ビジネスマンは「時間を守る」「約束を守る」、そして「仕事の能率をあげる」ことになったといわれている。

もう一つの特徴はサイズにある。当時の官製はがきを挟んでおけば、いつでも書けるという配慮からあの大きさに決められた。やや大きいが、上着やズボンのポケットにはいることもあって、人気がでた。

そして差し替え可能なアドレス帳、右ページの日記欄など多種多様な使い勝手も評価が高かった。もう一つ忘れてならないのは、書き込むことを追求して特別につくられた紙質を用意したことだ。鉛筆から万年筆までのあらゆる筆記具に対応している。



ところで、今月日本実業出版社から出した、「必ず目標を実現する「鳥の目」手帳術」のスタートは順調との報告が出版社から入った。紀伊国屋書店の和書デイリーベスト10や日本実業出版社のベスト10などにも顔を出している。



先日、ある人から「「鳥目」(とりめ)の手帳術とはどういうものですか?」との質問を受けた。その人は、ビタミンD(?)が不足すると夜間に目が見えにくくなる「鳥目」だと思ったそうで、こちらも驚いた。同じ鳥でも空から地上を見晴らす「鳥の目」、つまり鳥瞰のことを言っているので、誤解なく、、、。(^^:)