「仙台の作家たち」(仙台文学館)のオープニングイベント対談「池上冬樹・土方正志」

井上ひさしさんが館長をつとめる仙台文学館で18日から「仙台の作家たち」が始まった。

ここ5−6年、仙台に関係する作家たちがブレークすることが多くなった。

伊坂幸太郎熊谷達也佐伯一麦瀬名秀明、三浦明博らは仙台在住だ。

また、縁のある作家も多い。伊集院静(1950年生まれ)、恩田睦(1964年)、小池真理子(1952年)、佐藤賢一(1968年)、若合春侑(1958年)など。


企画展で、それぞれの作家に、もし作家になっていなかったら、何をしていましたかという問いに対する答えがあって面白かった。

1971年生まれの伊坂幸太郎は「勤勉なエンジニア」

1958年まれの熊谷達也は「ロードレーサー

1959年生れの佐伯一麦は「船舶無線通信士」

1968年生れの瀬名秀明は「自然科学者」

1959年生れの三浦明博は「反抗的な会社員」


井上ひさしがつくった「女性作家の年譜」が面白かった。野上弥生子岡本かの子宇野千代林芙美子宮本百合子佐多稲子円地文子らが年表の中で、同時代を生きている姿が見えてきた。


昼食は藤沢周平の世界展から始まった「海坂藩の食卓」(庄内の味わい)をレストラン「杜の小径」で注文する。1000円

・棒鱈(鱈を乾燥させて作られた棒鱈をじっくり時間をかけて骨までやわらかく煮込んだ酒田の代    表的な一品)

・おぎそば(酒田独自のごっつおのひとつ。そばの実の歯ざわりを生かしたさわやかな味)

・米(庄内の生え抜き)

・民田なすの漬物

・みょうがも甘酢漬け(三屋清佐衛門残実録にも登場)

・いかとわかめの酢みそ和え(酒田沖飛島、いかの水揚げが多い)

・青菜のおひたし(上には菊を乗せ、食欲をそそる一品)