ここ数年、毎年12月に最高裁判所に通っている。金曜日は東京に出かけた。
皇居を背にして最高裁の右側には国立劇場や国立演芸場、道路を挟んで左側には国会図書館がある。最高裁は、皇居を挟んで東京駅から反対側にある桜田濠側にたつ石造りのモダンな建物である。
裁判部第二小法廷書記官室
裁判部第二小法廷書記官室
裁判部第二訟廷事務室
秘書課庶務第二係
司法研修所経理課
司法研修所資料課
総合研修所企画研修第二課
という所属の中堅事務官が対象の研修だ。
こういった講演や研修の講師という仕事は、それぞれの世界や業界の内部を観るいい機会なので、私自身も話を聞いたり観察するのを楽しみにしている。
司法の世界はなかなか外部からはうかがい知れないところがあるが、常連となった最高裁や、高裁(東京・仙台)、地裁(宇都宮)などにも出かけているので、執務の様子、研修の考え方、研修時の始まりの儀式、担当官とのやりとり、そして受講者の反応や対話などで、少し内部が見えてきた気もする。