広く深い知的世界のサーフィン

午前と午後に学内で開催された二つのデータベースの講習会に参加した。

先日、自然科学系の学術データベースの講習も受けてみたが、今回は電子ジャーナルを含めた経済・経営系の学術データベースである。専門家の解説・指導付きで、それぞれ1時間半づつの講習だった。


動きの速い分野の最新分野の情報は電子ジャーナルでとる必要があるし、過去のストックとしての情報も全文検索ができるとなると価値が高い。大学図書館も書籍と電子媒体をどう組み合わせるかが大きなテーマとなっていて、今後は「ハイブリッド図書館」を目指して知的インフラを整えていかねばならない。


こういったデータベースでは、洋雑誌・学術論文・米英の著名な新聞・書籍・企業情報などの抄録や本文をキーワードで検索できる。英語の記事の日本語や他の言語への自動翻訳機能もある。また本文検索も2000以上の雑誌で可能だから実に便利だ。ただそれぞれのデータベースの出自、歴史、力量などから収録している分野や雑誌には微妙な差があるようだ。

私は今まで電子ジャーナルな学術データベースには縁が薄かったので、興味深く講習を受けた。


こういったデータベースで遊んでいると何が出てくるかわからないし、掘り出し物もありそうだ。インターネット世界のネットサーフィンと同じように、広くかつ深い知的世界の海原を自在にサーフィンしている感覚である。