珍しく夜の宴席が続いている

今週は、珍しく夜の宴席が続いている。


今日午後は、大学の第二キャンパスである太白キャンパスで行われた今年度最後の評議会に出席した。大和キャンパスから貸切のバスで出かけたが、30分強で到着した。

三角形の形の印象的な山容の太白山のふもとにある新キャンパスは、できて丸2年経つが、まだ工事中の部分が残っており、ようやく完成した。キャンパスはアプローチが長く、本部棟の前は噴水となっており、おしゃれな感じがする。県の農業短大を廃止して食産業学部という宮城大学の第三学部に変身したのだが、結果的に分離キャンパスの形態となったため、こちらでも時折会議を催すことがある。今年最後の評議会は完成したキャンパスの見学も兼ねて開催された。


いつものように多くの議案が決定されたが、来年度へ向けての県の異動も発表された。事務局は宮城県職員が数年交代で勤務しているので、毎年三分の一は異動となるしくみである。今回は、副学長と事務局長が交代となったし、総合情報センター長としての私と一緒に仕事をしてもらった企画情報班の班長も本庁に異動になった。

また最高議決機関である評議会の構成メンバーにも変化がある。教員の評議員の中では、学生部長などの指定職の任期満了や学部選出の評議員にも一部交代がある。

毎年4月の第1回の評議会では、顔ぶれが一新する。


午後2時から5時までかかって会議は終了し、懇親会の会場(仙台市内の勝山館)にバスで向かう。この建物は勝山という仙台銘酒の酒蔵の主人が贅を極めてつくった迎賓館である。5階建ての大きな建物だが、美しい庭には能舞台もあり、かがり火の中で舞台で薪能などを楽しめる機会もある。


最上階の5階の景色のいい会場で懇親会が行われた。今年で終わりになる評議員と定年退職教員が主賓である。宮城大学第一号の名誉教授となる同僚の天明先生も招待されている。

退職対象者の副学長と天明先生の挨拶があったが、それぞれ次の展開の話をされて感銘を受けた。

大きなテーブルを囲んだ洋式のパーティで、勝山の本醸造の日本酒も出る。

看護学部や食産業学部の普段はじっくり話をする機会がない先生たち、そして事業構想学部の同僚たちと席を替わりながら和気あいあいと語り合って、楽しい宴席となった。