「警察は最も図を必要とする」----警視庁部内誌「地域活動」特別号

平成15年に警視庁からインタビューを受けたことがある。

「地域活動」という部内誌に「有識者から見た地域警察」という連載であるが、この連載も10年続いたとのことで、特別号を出すことになり、写真入りのインタビューが再録された。


 本誌は、その道の「第一人者」からいただいた様々な金言を紹介しておりますので、

 警察内部のみの常識にとらわれない複眼の目を養うとともに、職務倫理の向上を

 はかる絶好の書であります。

 そうか、本誌を「都民の視点に立ち、誇りと使命感を持って職務に精励する

 「地域警察官」を育成するための教材として活用していただき、

 「安全、安心な街、東京」の実現に向け邁進していただければ幸甚であります。


これは警視庁地域部長の「発刊の言葉」である。


この冊子は275ページと厚いが、80人ほどの識者が警察について語っている。


樋口恵子、堀田力、飯田亮、中谷巌久保純子田部井淳子、江戸家子猫、

草野仁、森進一、大泉逸郎小野田寛郎藤岡弘、筑紫哲也曽野綾子

役所広司、佐藤欣子、宮部みゆき千住真理子、伊豆見元、小柴昌俊

高嶋政伸畑村洋太郎、養老猛司、星野仙一、小川和久、香山リカ

日野原重明萩本欽一三谷幸喜松平健堀江謙一杉良太郎川口能活

藤原正彦岡崎朋美谷川浩司林真理子、桜井よし子、渡部昇一中西輝政、、。


それぞれの立場や視点から警察に対する感想や提言があり、読むとなかなか興味深い。


私のインタビューは、4ページで、内容は以下のとおり。

「図で考える」「納得させる」「地域密着型」

「仕事は問題解決」「数階級上で考える」「警察は最も図を必要とする」

「キャリアを磨く」「生涯学習


私のゼミ生も一人、警視庁に就職しているが、この本を読むだろうか?

首都・東京の安全と安心を護る警視庁の警察官の仕事に役立てていただければ幸いだ。