「金沢の旅」の余韻

「金沢の旅」の余韻が残っている。


知り合った共同通信の支局長には御礼に最近の本を3冊送ったところ、受け取った旨のメールが届いた。東京に帰任することが決まっているので、周辺の施設を回っているとの事だが、週末には2700メートルの白山に登頂したとのことだ。東京で近いうちに会えるのが楽しみである。


私のメルマガで金沢の文章をみて東京の友人から連絡が入った。

能登半島の地震被害者を勇気づけるための料理ボランティアの企画を立てているそうで、料理評論家の山本益博さんやワインソムリエの田崎真也さんらが参加している。早速講演主催者である北国総研の責任者を紹介したが、双方にとっていい形の連携ができていけば嬉しいかぎりだ。


今回で182館となった「人物記念館の旅」では、現地で入手できる本やパンフレットなどをかなり購入する。

今回の旅では、金沢の3文豪である泉鏡花徳田秋声室生犀星、そして金沢と縁の深い五木寛之などの作家の記念館が主な対象だったこともあり、彼等の著書を多めに買った。

本は重いのでそれをかついで飛行機やバスに乗るのはかなわないので、ホテルから宅急便で二度にわたっておくったのだが、その本が2日にわたって届いた。

この人物記念館の旅では、現地に行くことで目的が終了するのではない。

むしろ帰ってから本当の旅が始まるという感じがしている。現地の印象を抱きながら、本や資料を読みながら本人と対峙する新しい旅が待っている。