専門的教養知

京都大学教育学部の藤原勝紀先生から、9月の初めに京都でラウンドテーブルを開くから出席して少し話をせよとの連絡があった。


文部科学省の「科学研究費補助金ー基礎研究B」で採択されているプロジェクトで、今年度が最終年度にあたる3年がかりの研究である。内容はまだよくわからないが、「専門的教養知」の働きとその教育・養成に関する文理融合型研究、というのが正式の研究テーマである。


「専門的教養知」とは何だろうか。専門家が持つべき教養とでもいうのだろうか。

もと京大教授で今は関西大学にいる竹内洋先生を招くとのことだった。竹内洋といえば、「教養主義の没落 変わりゆくエリート文化」「日本主義的教養の時代」「立身出世主義−−近代日本のロマンと欲望」などの著書がある碩学である。



私には「人物記念館の旅」を題材にして「人」を論じて欲しいという注文だった。