苦しいこともあるだろう。云いたいこともあるだろう。不満なこともあるだろう。腹の立つこともあるだろう。泣き度いこともあるだろう。これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である。
(山本五十六)
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選ばれたる人とは、自らに多くを求める人であり。凡俗なる人とは、自らに何も求めず、自分の現在に満足し、自分に何の不満ももっていない人である。
高貴さは、自らに課す要求と義務の多寡によって計られるものであり、権利によって計られるものではない。まさに貴族には責任がある(Noblesse oblige)。
貴族とは、つねに自己を超克し、おのれの義務としおのれに対する要求として強く自覚しているものに向かって、既成の自己を超えていく態度を持っている勇敢な生の同義語である。
(オルテガ・イ・ガセット)