「これ(ロングインタビュー)に答えることは私にとっての大きなリスクを冒すことになります」という言われて始まったインタビューだと著者の木村元彦は語っている。
オシム監
現スニア・ヘルツエゴビナ、サラエボ生まれ
・旧ユーゴ代表で欧州選手権準優勝
・現役生活12年で、85得点、イエローカードを一枚も提示されなかった。
・W杯で母国ユーゴ代表監督としてベスト8、ギリシャカップ戦を制す。
・シュトルム・グラーツでは就任後、3年でリーグ優勝
・リーグ優勝2回、メンフィスアップ優勝3回、スーパーカップ優勝3回
・03年よりJリーグ・ジュフ市原・千葉監督として活躍
・現在日本代表監督
この本の中から印象に残った言葉を記してみる。
日本代表の試合を見る楽しみが増えた。
・君たちはプロだ。休むのは引退してからで十分だ。
・しっかりとしたチームを作りたい。
そこから先、勝てるかどうかは相手チームに聞いてみましょう。
・ライオンに追われたウサギが逃げ出す時に肉離れをしますか?
準備が足らないのです。
・アイデアのない人間もサッカーはできるが、サッカー選手にはなれない。
・システムというのは弱いチームが強いチームに勝つために作られる。
・(戦術ではなく)ムービングこそが、最も重要だと思っている。
・重要なのは、ミスをして叱っても使い続けるということだ。
選手というのは試合に出続けていかないと成長しない。
・自分たちのために、自分のやれることをやり切るということが大事だ
・夢ばかり見て後で現実に打ちのめされるより、現実を見据え、
現実を徐々に良くしていくことを考えるべきだろう。
・作り上げることは難しい。でも作り上げることのほうがいい人生だと思いませんか?
・リスクを冒す哲学