- 作者: 久恒啓一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/10/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
思えば久しぶりの図解そのものに関する本である。しばらく若いビジネスマンを励ます本や、図解の技術を経済や思想の分野に適用した本が続いた。
今回の本は比較的初心者向けに改めて「図解コミュニケーション」の考え方と技術を整理して伝える内容となっている。基本編14、実践編23、技術編29の合計66のテーマで書いている。
タイトル:「図で考える」ことができる人、できない人
サブ:仕事と人生を変える思考技術トレーニング66題
オビ:すぐに使える!どこからでも読める!
自分の仕事に活かせる!!
ウラオビ:図に特別なセンスや才能はいらない!
図解とは凡才が他人に差をつけるための最強のツールである!
全187ページ
出版社:PHP研究所
価格:1100円
タイトルは、「図解のプロは知っている」といいうまくらをつけるという提案だったが、
私は子供の頃のNHKの人気テレビ番組「私だけが知っている」(推理番組)を想い出しおかしくなって、賛成できなかった。
「図で考える」は私のトレードマークだから使うのはいいだろう。
「できる人、できない人」はシリーズの一冊として企画が始まった頃からのワーディングである。
以上のようなやり取りがあって、結果的に上記のタイトルに落ち着いた。
本のタイトルづけはなかなか難しい。
編集者、著者、そして営業の意向などが絡まって決まっていく。気がついたら今まで70冊以上の本を出してきたが、著者が決めるというケースはあまりないように思う。売れるか売れないかは著者以上に出版社に大きな影響があるから、そうなるのは当たり前だろう。良かった場合と悪かった場合があるが、結局は売れた場合はタイトルが良かったということになるし、売れなかった場合はタイトルに原因を求めることが多いように感じている。
今回はどうなるだろうか。