先生だらけのゴルフ

日曜日はスイングアカデミーというゴルフスクールが主催するラウンドレッスンに参加した。
松島チサンカントリークラブ大郷コースで、スクールの先生がついてくれて、ラウンド中に一人ひとりにアドバイスをしていただくというレッスンで、実地で状況に応じた指導があるから納得することが多い。

天気もよくて、紅葉を楽しみながら4人の参加者と先生と回った。
初対面と思しきゴルファーが二人、私のゴルフの師匠の富田さんと私というメンバーである。
一緒に回る人とはラウンドを重ねながら少しづつゴルフの話をしたり、世間話をしながら仲良くなっていくのが通例だ。

牡蠣フライ(松島産)などのバイキング料理を食しながら話が弾んだのだが、一人は私が時々通っている耳鼻咽喉科の病院の先生であることが判明した。私は毎年春の季節に数回診てもらっているが、今日はゴルフの服装なのでわからなかった。世間は狭い。
私も一応大学の先生でもあり、互いに先生と呼び合いながら午後のレッスンを受けることになった。

ゴルフスクールの先生、私のゴルフの先生(師匠)、私の通う病院の先生、そして大学の先生というように、先生だらけになってしまった。
スクールの先生には「先生」と呼びかけながら教わるし、ドクターには「先生」と呼びかけながら医療の質問をするし、富田さんは私のことを「先生」というし、ドクターも私のことを「先生」と呼ぶという妙な関係になって、ゴルフレッスンとしては珍しく「先生」だらけになってしまった。

しかし、結果的に生徒である3人の先生たちのスコアは芳しくなかった。師匠はフォーム改造中でうまくあたらない。ドクターは座って診察をするのが毎日だから健康維持のため休日はコースにでるという生活のようだが、いい時と悪い時がある。私は金曜日の夕刻にフォームを矯正してもらい希望を持って臨んだのだが、身についていないことが判明した
91・100・108というのがそれぞれのスコア(誰がいくつかは想像してください)だが、各人とも不満と課題が残るスコアとなった。
終わった後、クラブでスコアの確認をしているとき、互いに先生と呼び合いながらあまりよくないスコアを申告しているさまを事情を知らない人が見たら不思議に思うだろうなと苦笑してしまった。

16時過ぎに車で帰ったのだが、途中でラジオで民主党の小沢代表辞任の記者会見の様子を聞いた。
普段はテレビ映像を見ながら記者会見やインタビューを聞いているため、表情に気をとられたりするし、しゃべっている内容は編集されているので、本人の意図が伝わらないことも多いと思う。
今回の記者会見を車の中のラジオで音声だけで聞くと内容だけに集中して聞くことができるから、メッセージは間違いなく深く届いた。
明日からまた混乱が始まる。