第9回自分史シンポジウム「旬は、今」(愛知県春日井市、12月6日

愛知県春日井市の財団法人かすがい市民文化財団の女性が二人で大学にみえた。12月16日に行う第9回自分史シンポジウムの打ち合わせが目的である。担当者は熱心で感じがいい。

この町は書で有名な小野道風を記念した道風記念館を持っていて「書のまち」としてまちづくりを行っていることからわかるように、書くということに抵抗の無い市民が多く、自分史がブームになっている。
書の世界では、平安初期に唐様で書いた三筆(空海橘逸勢)に対し、平安中期には和様といわれた穏やかな書体で書いた三跡(道風、藤原佐理藤原行成)がおり、道風は和様の大成者である。小野道風を顕彰した春日井市道風記念館には今年2月に訪れたことがあった。

聞いてみると平成10年に市制55周年を記念して全国自分史フォーラムを開催し、以後毎年「自分史」をテーマとしたイベントを開催して実績を積み上げてきている。過去の講演者をみると、藤本義一色川大吉、内藤洋子、金田一秀穂などの名前がみえる。
春日井市は名古屋に通うビジネスマンが多く住んでおり、今回の企画は団塊の世代をターゲットとしている。

今年の自分史シンポジウムは「旬は、今」というテーマで行われる。12月6日(日)

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11時−12時 オプションイベント
       「ライフデザインへの大いなるヒント−−人生を訪ねる旅から」
        講師 久恒啓一

13時半-16時
      第一部 ディスカッション「人生を味わう--自分再発見」
           ナビゲーター 久恒啓一

      第二部 講演「生き方雑記帳」
           講師 山本一力

申し込み:11月15日から
参加無料
送付先:かずがい市民文化財団「自分史シンポシジウム」係 FAX0568-82-0213

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以上が次第であり、私は講演とディスカッションのナビゲーターという役割である。
「図で考える40歳からのライフデザイン」、「能率手帳でえがくビジネス自分史」、「自分史でひもとく0代からの自分発見ノート」などの本を出していたり、大学の授業で「自分史」を学生たちに書かせていたりすることで、「自分史業界」には縁があり、声がかかったものだ。

講演では「人物記念館の旅」で得た偉人の生き方から学ぶ団塊世代に向けた大いなるヒントの提供、そしてディスカッションではインターネット時代の自分史のあり方についての斬新な提案をしてみたい。