紅葉の上に雪が積もる

ある大学の将来構想委員会の委員になっていて、夜は東京での会合があったので日帰りで東京を往復した。22時20分の最終新幹線に乗って23時59分に仙台駅に着くと、いつもと様子が違う。駅前のタクシープールにまったく車がいない。40分以上待って体が冷えてきた頃にやっとタクシーに乗ることができた。

仙台は規制緩和でタクシーが過剰になっており、通常はタクシープールはいつも空車であふれかえっているのだが、違った光景である。バブル時に飲んだあと、タクシーを捕まえるのに苦労したことを久しぶりに想い出した。

この日、仙台は雪で夜になって冷え込んで解けた雪で道路が凍っており、車の事故が多発していると運転手さんが言う。冬タイヤに換えていなかったタクシーは危ないので車庫に戻ってしまったそうだ。途中で車が少し滑ったりしながらだったのでいつもより時間がかかった。

紅葉の上に雪が積もるという光景はめったに見ることができない。
仙台でもこういう事態は通常は12月に入ってからなのだが、今年は冬の訪れが早いようだ。夏の猛暑のあとなので、仙台の町も心の準備がなかなかできていないというところだろうか。

写真は自宅のリビングから撮った雪景色。