郷里にはまだ文化の灯がともっていると嬉しく思う

郷里・中津の文化総合誌「邪馬台」の2007年冬号が届いた。160ページ。
季刊で通算165号だから、40年以上続いている市民の同人誌である。
私は同人となっていて、今は「人物記念館の旅」を連載している。
私の母は編集員委員をしており、「伊勢物語」の連載と「邪馬台歌壇」の選者をしている。
以下、目次。

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団塊世代への提言                  宇都宮靖
評論:
 脱亜論                      相良照博     
 日露戦争後の満州をめぐる日中関係について     畑迫正行
翻訳:満州落日                   相馬久馬

 流れ弾                      水間敦隆
 母の背中                     河上鴨
漢詩:日本漢詩同好会                横松臥石 選
旅行記:
 人物記念館の旅7--寺山修司棟方志功       久恒啓一
 食べ歩き                     柳川陽史
随筆:
 リレー随筆 賞味期限               影木壮一郎
 自然な庭                     具島英子
 女将奮闘記                    臼田清美
 川柳随想                     宮崎御柳
 大分県人と岩手県人の接点             秋満吉四郎
 何故書くか                    三宅満里子
 海の見える散歩道                 宮永万彩子
 見慣れぬ人                    室 貴子
郷土史
 中津祇園                     梶原清二
 忠臣蔵異聞                    福田守雄
自分史:
 カクヤンの歌                   松井義弘
 学徒勤労動員・名古屋出動記            石本道生
研究:
 伊勢物語24・在原業平の真の姿          久恒啓子
 州都はどこに、どんな 九州道州制         はさま次郎
短歌:
 邪馬台歌壇                    久恒啓子 選
 えびね短歌会詠草
川柳:邪馬台川柳                  福田尚義 選
俳句::
 邪馬台俳壇                    久恒大輔 選
 中津各地区句会作品
俳句鑑賞:秋吉真枝子句集「正装」          白水風子
連句:蕎麦の花と彼岸花まつり公開連句大会      
創作:
 鳶の笛                      宇津木立
 心の育ち                     岡朗子
創作選評:創作作品評                長谷目源太
編集室より
 前号の読後感                   横松知子
 読者からの要望                  武本勝喜

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「編集室より」によると、
「前号(164号)は驚く程内容が充実していた。
 随筆が12篇、創作が3篇という、最近珍しく大入満員であった」とある。

巻末の編集委員の名前を眺めてみると、ほとんどが70代、80代だ。
郷里には文化の灯がまだともっていると嬉しく思う。