平日夜開講の社会人大学院で初講義

k-hisatune2008-04-08

大学院経営情報学研究科での「実践知識経営」の初講義。
品川駅に隣接したインターシティA棟にある多摩大学ルネッサンスセンターでは、平日の夜に大学院の講義が行われている。社会人経験3年が入学の条件であるので、現役で仕事をする30代から40代前半が院生の中心である社会人大学院。18時半から20時まで、20時10分から21時40分までという2時限連続講義を隔週で受け持つ。
どのくらい集まるのかと思っていたが、今期春入学生と昨年秋入学生を中心に17名の受講生が受けた。博士課程の在籍者もいる。仕事を終えて夕刻6時半に駆けつけてくるということなのでこの年齢の人達の大変さは容易に想像がつく。
受講生と名刺交換を行ってどういう人物が来ているのかを講義の始まる前に確認してみた。大手電機メーカー社員、コンサルティング会社代表、病院の事務長、メーカーの営業課長、大学病院の看護師、デザイナー、大手旅行会社に勤める女性大学教員、システム開発担当者、大手運送会社係長、短大准教授、シンクタンカー、医療関係企業営業部長、薬局チェーン執行役員、韓国企業の韓国人取締役、医科大学勤務の医師。このうち5名が女性。メールで初回欠席の連絡をもらった人もいるからもう少し増えるかも知れない。
多彩な受講生で熱心に聴き入ってくれたので、私自身も随分と熱が入った講義となった。
終了時に今日の講義の印象や感想と一緒に今後取り組みたいテーマをアンケートで聞いてみた。
部下とのコミュニケーションのとり方、イノベーション、自分の仕事に関係したテーマ、顧客向けマニュアルの作成、日本の食の安全問題、eビジネス、ウェブ技術等による知識管理、システム開発、日本の産業連関、ウェブ時代、修士論文の骨格、観光戦略による地域財政の立て直し、日本の医療システムや高齢化社会における医療と介護、ウェブ進化論、組織の上下関係を円滑に行う方法、コミュニケーション能力の向上、、、、、。
社会の第一線で働きながら勉強しキャリアを磨こうという志を持った人たちと接触するのは気持ちがいい。どのような展開になるか、私自身も楽しみだ。