「実践知識経営」(大学院)の講義

k-hisatune2008-04-22

大学院での第二回目の講義のため夕刻に品川に向かう。

品川駅に隣接したインターシティという高層ビル群の中に大学院キャンパスがある。この大学院は社会人大学院で、土日と夜間の開講となっている。火曜日の夜には4つの講義が同時に行われている。田坂広志先生の「社会起業家論」、原田保先生の「ビジネスモデル論」、広瀬一郎先生の「スポーツマネジメント」、そして私の「実践知識経営」だ。それぞれが興味深く自分が受ける立場だとどの授業をとるか迷うだろう。

登録者は先週の出席者17名に5名加わって22名となったので、もう一回り大きい教室に変更になった。今回加わったのは、大手商社や大手電機メーカー勤務のビジネスマンたちだ。登録者は08年度春季生10名、07年度秋季生6名、07年度春季生6名である。出張での欠席者、そして2名の遅刻者もあり、30代のビジネスマンは大変だ。

前回の講義時にとったアンケートに書かれてあった質問への回答などを終えて、まず、「知識経営」を担当している紺野登先生の最近著「知識デザイン企業」の第5章「知識デザインの方法」と「「補論 知識デザインの実践:コンセプト・デザインにおける応用」の部分を解説し、私の授業との関連を説明する。また、先週の多摩大リレー講座の寺島実郎さんの講義「21世紀に入って7年間の世界潮流」をまとめた一枚の図を使って短い時間で要旨を講義してみた。後は実習でグループワークと全体でのワークと続く。それぞれが豊かなバックグラウンドを持つビジネスマンなので、私自身も大変に楽しめた。

次回までの宿題も出したが、色々な先生たちから個別の宿題が出るから、院生の負担は大きいだろう。エレベーターでの会話を聞いたことがあるが、睡眠時間は3-4時間の人が多いらしい。

午後6時半から始めて、終了は午後9時40分。終了後、残っている受講生たちと少し話をしてから自宅に向かう。