日本を代表するシャーロッキアン・河村幹夫先生らと会食

赤坂に野田一夫先生を訪問。
その後、帝国ホテル地下の北京で、NPO法人知的生産の技術研究会(知研)http://tiken.org/のメンバーと株式会社日本計画研究所のメンバーとの会食。知研からは八木会長、理事長の私、秋田事務局長。相手側は武内一忠会長、武内利枝社長、野口明子取締役、そしてこの会社に深く関わっている河村幹夫先生。
河村幹夫先生は、現職は多摩大学統合リスクマネジメント研究所長。多摩大学の教授に転身する前は、本業の三菱商事では取締役まで昇りながら、趣味で書いた「シャーロックホームズの履歴書」で1989年の日本エッセイスト・クラブ賞を受賞したシャーロッキアンとして有名な方である。ロンドン駐在時代に仕事の合間にシャーロックホームズにのめり込み、帰国後それを本にして話題になった。学者としての専門はリスクマネジメント。私より15歳ほど先輩だが、ビネスマン時代に二本足で立つという生き方、考え方に深く共感して、こういう人生を送りたいものだとあこがれた人物だ。
この日本エッセイスト・クラブ賞の授賞式でのスピーチはいまだに記憶に残っている。私が勤務していた日本航空がたまたまこの賞のスポンサー企業の一つだったこともあり、広報部長の名代で当時まだ課長補佐だった私が出席することになり、副賞の航空券を提供するため会場にいた。奥様との掛け合いでシャーロックホームズからのお祝いの手紙を披露するというもので、その面白さに会場は大いに沸いた。河村先生はその後、マスコミ界でもスターとなって多摩大学教授に転身された。
その後、私も宮城大に行くことになり、1996年頃に手紙を出してアドバイスを乞いに伺ったことがある。横浜のグランドホテルで食事をしながら心構えなどを語っていただいたことを想いだす。知研での活動ではセミナーの講師をお願いしたり、パーティに参加していただいたり、時折お目にかかってきた。
(株)日本計画研究所(http://www.jpi.co.jp/)は、建設、土木、設計、社会資本整備、不動産、港湾、物流、海事 エネルギー、電力、ガス、燃料、環境、廃棄物、IT、情報通信、コンテンツ、著作権、医療、大学関連 等ビジネスに必要な情報を提供するビジネスセミナーを主催している企業であり、各界のオーソリティ及びプロフェッショナルとして活躍している実力者を招聘して「生の情報」をタイムリーに提供している。セミナーは中央省庁関係の旬の話題が多いようだ。今年2月に知研が行った寺島実郎セミナーを共催した組織である。今後も協力をしていこうということになった。
河村先生の洒脱で楽しい話題提供で、笑いの絶えない楽しい会となった。