「リレー講座」の社会人アンケートのまとめをアップ

今日は品川キャンパスで会議があり、残念ながら多摩大学リレー講座の4回目の沈才彬教授の「中国の台頭と世界の潮流」のお話は聴けなかった。
会議の資料によると4月24日の私の「現代世界のつかまえ方--図解思考のすすめ」は、一般受講者219名(出席率83%)、学生数378名(出席率93%)で、合計は597名で出席率は90%だった。社会人については当日回収したアンケートを読んでまとめてみた。また学生にはレポートを課しており担当の先生が評価をつけるというしくみになっているが、その内容も本日見せてもらう機会があった。378名の厚いレポートを読むのもひと仕事だ。社会人と学生という世代の離れた受講者の感想はそれぞれ面白かった。学生の反応は「よくわかった」から「難しくわからなかった」までバラエティに富んでいる。また社会人は経験豊かなだけに感想だけでなく質問や反論が書いてあるのが特徴だ。
私は今まで講演や講義の際には必ずA4の白紙を使って自由記述式のアンケートをとっている。感想や苦情をいただくことで「顧客満足型講演」を目指してきた。講演が終わってその場で回収したアンケートの感想を読みながら帰るが、仕事が終わった安堵感の中で成果を味わうその時間が好きだ。

宮城大学時代の11年間で講演は400回を数えるが毎回いただくアンケートで励まされもし、反省、改善のヒントも多くもらってきた。そのアンケートは毎回ではないが帰宅後A4数枚にまとめてホームページにアップしてきた。改めてみると2003年からそういうことをしてきたが、今日は久しぶりに多摩大リレー講座の社会人受講者の感想のまとめをアップした。今まで方々で行った講演のアンケートのまとめの最新のコーナーにあり、○印をクリックすると内容を見ることができる。
http://www.hisatune.net/html/02-kenkyuu/kouen/kouen-list.htm
http://www.hisatune.net/html/02-kenkyuu/kouen/2008/080424-relay.pdf

大学での講義については宮城大学時代は最後の10分間に全講義毎回アンケートをとり、次回に数枚のまとめを配り、授業の冒頭の10分間に書いてある質問に答えるというやり方をずっととってきた。11年間の全受講学生数は2607名(http://www.hisatune.net/html/01-kyouiku/kougiweb.pdfの5ページ目)だから、これに講義回数12回をかけると3万枚のアンケートをもらたっという計算になる。このアンケートをまとめた紙は正確には数えてないが、3枚X12回X3科目X10年=1080枚という計算になるから、アンケートのまとめは1000枚を超えている筈だ。このホームページ内にあるが、これも私の宝である。