Chabo! を知っていますか?著者・出版社・NGO・読者共同の志事業

ベストセラー著者・出版社・NGOの三者連携による世界の難民・被災民の教育支援、自立支援プログラム「Chabo!」(チャリティ・ブック・プログラム http://www.jen-npo.org/chabo))が5月に始まった。
参加する作家たちは著作の受取印税の20%をNPO法人JENに寄付し、それが世界中の難民・被災民の教育支援・自立支援に使われる仕組みである。読者は「Chabo!」マークのついた本を買うことによって、このプログラムへの寄付ができるということになる。この行為を通じて世界の広さ、命の尊さ、教育や自立支援の大切さを実感できるようになり、世界が広がっていく。作家たちは本業である著作を活動を通じて自著の印税収入の一部を提供する社会貢献活動によって、読者と同じように成長していく。こういう新しいプログラムだ。
JEN(http://www.jen-npo.org/)は、1994年に設立された日本の国際支援団体で、過去14年間に16カ国で130万人を超える人々を支援しており、現在は、アフガニスタンイラクパキスタンスリランカ南部スーダン、新潟で支援活動を実施している。
私もある縁でこのプログラムに参加することになった。本業を通じて無理なく社会貢献をするという私の考え方にあっているし、東京に出てきてきた記念として参加することにした。
参加している著者は、「効率が10倍アップする!新・知的生産の技術--自分をグーグル化する方法」」の勝間和代さん、「はじめての課長の教科書」の酒井穣さん(オランダ在住)、「世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本」の和田裕美さん、「ビジネスマンのための「発見力」養成講座」の小宮一慶さん、「投資信託にだまされるな!本当に正しい投信の使い方」」の竹川美奈子さん、「論争 日本のワーク・ライフ・バランス」の山口一男さん(シカゴ在住)、そして「図で考える人は仕事ができる」の私だ。
Chabo!推進委員会は、ジャーナリストの福沢恵子さんが委員長で、作家の人選や広報活動を行っている。
このプログラムへの参加を巡って勝間和代さんと、電話やメールで何度かやりとりをしたが、熱意と誠意をもって進めていると感じた。
6月に出す「図で考えれば文章がうまくなる」(PHP文庫)と7月刊行予定の廣済堂出版の新刊から、このプログラムに参加することにした。本日、PHPからこの文庫の見本が届いた。残念ながら間に合わなくて「Chabo!」のマークはオビに入ってはいない。
どのような展開になるか、楽しみである。