本のまぐまぐ「話題の本情報」コーナーに私の「東京島」書評が掲載

まぐまぐのジャンル別サイト「本のまぐまぐ」( http://hon.mag2.com/ )というコーナーがある。「話題の本から隠れた名作まで!レビューや見どころなど、本に関するメールマガジンを紹介します。」とあるから、そういうジャンルの一つとしても私のメルマガも詠まれているということだろうか。
このコーナーは「話題の本情報」として毎週メルマガを1誌、スタッフが読んで「これは!」と思ったメールマガジンをご紹介するコーナーだ。
桐野夏生の「東京島」について書いた書評をこのコーナーへの掲載したいという連絡を「まぐまぐ」からもらった。
2008/07/25(金)〜2008/07/31(木)の期間、「本のまぐまぐ!」の「話題の本情報」コーナー。
http://hon.mag2.com/
また7/29(火)配信のウィークリーまぐまぐ[エンタメ版]増刊号にて、「映画と本のおすすめ情報」というコーナーに掲載されるとのこと。

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男31人、女1人の無人島…人間の本性を描く衝撃作!

東京島
* 著者:桐野夏生 出版社:新潮社 * 出版月日:2008年9月 ISBNコード:9784104667024 税込価格:1,470円
* Amazon.co.jp で詳細データをチェック

久恒啓一さんのレビュー
31人の男と1人の女が漂着した無人島での共同生活。小さな島の中で起こる事件と人々の葛藤、原始生活と絶望の中で噴出する人間の本性、危ういバランスの喪失と異なった形での回復、女と男の複雑で非情な物語。現代日本に対する醒めた観察と痛切な皮肉が随所にみられ、また描かれる欲望丸出しの人間の愚かしさという本質に迫る構想力と、豊かな想像力と筆力に感嘆しながら最後まで一気に読み終えた。主人公の清子は、絶望的な原始生活を女という武器を携えて状況を有利に導きながら、利己的にそしてしたたかに生き抜いていく。思いがけなく訪れる妊娠との遭遇では、誰の子かわからない状況を逆手にとって最後までサバイバルしていく姿があさましく、かつ感動的でさえある。
   つづきを読む(http://d.hatena.ne.jp/k-hisatune/20080621
             メルマガ: 久恒啓一の「学びの軌跡」(2008年06月22日号)より

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このところ、読んだ本についてかなり真面目に感想をこのブログに記している。
「悩む力」(カンサンジュン)、「奇縁まんだら」(瀬戸内寂聴)、「問題は「数字で解できる」(望月実)、「泣いて笑ってホッとして」(浅沼ヒロシ)、「東京島」(桐野夏生)などの書評を最近書いたのだが、こういう申し出があるのは嬉しいことだ。自分の学びを確実なものにするためにも「書評メルマガ」もいずれ考えたいものだ。