Chabo!著者たちによる「読書術の本」の撮影会(六本木)

k-hisatune2008-09-29

著書の印税の一部を世界中の難民・被災民の教育支援、自立支援にあてるCharity Book Program( チャリティ・ブック・プログラム )に参加している。このプログラムはChabo!( チャボ )と呼ばれている。

現在参加しているメンバーは、勝間 和代、酒井 穣、和田 裕美、小宮 一慶、竹川 美奈子、山口 一男、久恒 啓一、神田 昌典、高野 登、山田 昌弘という人たちだ。いずれもビジネス書や学術書のベストセラーや良書を量産している著者たちである。
このメンバーで読書のすすめをテーマとした本を出すことになり、準備が進んでいる。すでにそれぞれの原稿はあがっており、11月末には刊行の予定だ。

この本で使う写真の撮影が六本木ヒルズ森タワー49階の「アカデミーヒルズ・六本木ライブラリー」であった。会員制のクラブで、勉強・読書、仕事、気分転換、サロン、交流などが行われていて、アクティブに仕事をしているビジネスマンに人気のあるスポットだ。

指定された時間にいくと今回の本を担当する大手出版社T社の部長さんから挨拶を受ける。1990年に「図解の技術」(日本実業出版社)というデビュー作を出し話題になったが、その時の担当の若い駆け出しの編集者だった。名前を覚えていて懐かしかった。あれから18年経っており、若かった編集者も一流出版社の責任ある地位に就いているのかと感慨を覚える。私の18年も激動だったが、この人もそうだっただろう。

一緒に撮影会に参加した人は、ベストセラーを連発する経済評論家の勝間和代さんhttp://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/、ファイナンシャルジャーナリストで投資関係の著書の多い竹川美奈子さんhttp://www.m-takekawa.jp/、Chabo!で集めた資金を世界中で有効に活用するNPO法人JEN(認定NPO法人http://www.jen-npo.orgの理事・事務局長である木山啓子さんと私だった。メーリングリストで日常的にやりとりしているので互いに初対面という感じはない。
この六本木ライブラリーの数万冊の本に囲まれた読書スペースで、珍しく美女3人に囲まれた撮影会となった。他の著者仲間に恨まれそうだな(?)。4人で本を囲んで談笑しているシーン、一人で書棚を背景に本を開いているシーンなどを撮った。いずれもこの本の中で使うとのことだ。皆さん気合いが入った原稿を出しているようで、編集者も喜んでいた。

この本の中で私が担当するのは、インタビュー、発想・着想を伸ばすためのおすすめ本、ノンジャンルのおすすめ本、職業人として今の自分を決定づけた本、エッセイ(「知的生産と読書」)である。この本は若いビジネスマンに対して読書に対する関心を盛り上げようという志の高い企画だと思う。

撮影終了後、勝間さん、竹川さん、木山さんらと30分ほど談笑。年内に予定されているスーダンへの渡航の話題、面白い本の紹介、そして12月4日に予定されているこの本の出版企画イベント(読者とChabo!著者たちの集う大きなイベント。収益金はすべてChabo!に寄付される)の話題などで楽しい時間を過ごした。勝間さんはアイデアウーマンでいくつもの新しいアイデアをしゃべっていたが、柄の大きな志の高い社会活動家という印象を受けた。竹川さんも木山さんも独自の領域を持って活発に仕事をしているというオーラを持っている。女性の持つパワーを感じて気持がよかった。
「若いときには年配者と接し、年配になったら若い人と接しなさい」と福沢諭吉が述べているが、私も最近は自分より若い人と接することに重きをおいているが、今回も学ぶことが多かった。

皆さんと別れてから、2階の喫茶で宮城大学の風見正三先生と初めて会う。私と入れ替わりに宮城大学の教授になった方で、大手建設会社からの転身組だ。互いに関心を持って連絡を取り合っていたのだが、ようやく面会する機会を得た。コミュニティ・ビジネスの分野で仙台・宮城という地域をフィールドに大いに活躍していただける人材だと改めて思った。


京王線で自宅近くに戻ってP出版社から同じく11月に出る樋口裕一さんとの共著の本の原稿の打ち合わせ。こちらも出来あがりが楽しみだ。