「福沢精神承けつぎて ああ独立自尊の 中津北高校」-関東同窓会

k-hisatune2008-10-18

出身高校の関東同窓会が虎ノ門霞が関ビルで開催され出席した。正式には「大分県立中津北高等学校関東同窓会」。200人以上の人が集まって盛会だった。

中津の本部から同期生で同窓会長を引き受けた内尾信行君が来ていて本部を代表してあいさつをした。内尾君は高校以来ずっと仲がよかった友達だが、今は地元で病院経営をしている医者だ。私が帰省するたびに仲間を集めていつも宴会をやってくれる。3年後に100周年を迎えることになっており、それまで会長をやるつもりだ。

一学年上の猪野積さんと久しぶりに話をした。猪野さんは京大法学部を出て自治官僚になり活躍したが、この4月から平成国際大学法学部の教授になっていた。
地元選出の衆議院議員横光克彦さんは俳優出身の民主党議員だが、「一度民主党にやらせてください。ダメなら替えてください」というスタンスで私たちの話の輪に入っていた。
ライバル進学校であった中津南高校からは、関東同窓会の会長である前田さん(みずほフィナンシャルグループ社長)がみえて代表として挨拶をした。「中津は一つ。南北戦争は今は昔の話。今は少子化の方が問題。中津では小学校や中学校は同じで高校で分かれただけだ。」ということを話された。いずれ南北の高校は合併する方向になるのだろう。

南の方の幹事長は、久恒三平さんという弁護士。世話好きで信頼されているようだ。三ちゃんは近所で遊んでいた友達だ。「いつもメルマガを読んでいますよ。こんどゴルフをやりませんか」ということで私の弟と3人でやろうということになった。

現役校長の江田校長から現状説明があったが、バスケットや空手などのスポーツ、放送部や朗読などの文化部などの活躍の紹介があって、最後に今後は進学にも力を入れたいとのことで、私たちの時代とはすっかり様変わりだ。資料を見ると進学実績は冴えない。

2時間ほどのパーティを終えて、20回生である同級生たち8人ほどで2次会。神奈川で高校の先生をしていた佐藤元信君は、この4月に中津に帰って実家の上まくさ神社の宮司になっており、北高や南高でも教えている。小野恒春君は国税をやっていたが、今は税理士。こういう会でいつも会う平松恵子さん(旧姓・原)は、元気に話の輪に入っている。病院にいる田渋君、30代の頃に同じマンションの理事長として現れた岩釣君、大手損保企業の役員になっている吉森君、そして内尾君らと2時間ほど和気あいあいの時間を過ごした。ニチワという皮ジャンやカシミアを商売にしている友松君が成功しているそうで話題になった。また亡くなった小川君や北代さんの話もでた。

来年には久しぶりの同級生による大型同窓会を開くことになっており、場所と時期について内尾君が皆に意見を求め、9月の土日に中津で行うという関東地区の意向がまとまった。来週に中津である同窓会ではかって決めるそうだ。そうとう大きな人数になりそうだ。

私からは、人物記念館の旅を続けていて、影響力という意味で福澤諭吉先生の偉さをつくづく感じているという話をした上で、同じ高校の出身ということで懐かしがっているのではなく、高校の精神的な核を再発見しそれを後輩に伝えていくということやったらいいという提案をした。改めて歌って気がついたが、校歌の3番にも「世界の空に輝かむ 新に興る日本の 若き花こそわれらなり 福沢精神承けつぎて ああ独立自尊の 中津北高校」とある。前身の第一高校、西高校の校歌にも「自由の先駆 福翁」という言葉も入っている。
中津人にとっての「福沢精神」とは何かを再度掘り起こしたらいいと思う。100周年という「天」、同級生が会長という「人」を得ており、面白いプロジェクトになるのではないだろうか。