「神田和泉屋」さんで誕生祝い

このところずっと晴れていたが、久しぶりの雨の日。

11時過ぎから、新宿紀伊国屋書店の近くの喫茶店でNPO知研の会合。会長の八木さんと事務局長の秋田さんと3人で3月開催予定の総会の打ち合わせ。

12時半から、同じ場所でD出版社の編集者と現在進行中の本の打ち合わせ。3月刊行予定。

13時半に、新宿サザンテラス口JR東日本本社に出向く。今回で4回目の講演と研修。始まる前に人事部長(取締役)が現れてしばし歓談。この人は私の本も数冊読んでいるとのことだった。部下によると仕事でも図解をもちいるそうだ。
14時から17時まで、講義と実習。今回も117名ほどの受講者。熱心に参加してもらった。人事部長も参加。終了後は、毎回懇親会だが、今回は仙台支社の若い職員らと懇談することができた。人事部長とも意見交換ができた。

18時半からは、神田小川町の神田和泉屋さん。http://kanda-izumiya.com/和泉屋さんは日本酒の酒屋だが、いい酒を飲む人を増やすことがいい酒をつくる蔵を応援することだという信念で、神田和泉屋学園http://kanda-izumiya.com/gakuen/gakuen-annai.htmという日本酒学校を併設している。アル中学(アルコール中学)からアル高校、アル大学まであり、創立20年以上で今までの卒業生は1000名に近い。私もある縁があって、一応大学まででている。この世界は「学歴社会」でもある。(^^:)

私の誕生祝いという名目で、私たち夫婦と娘、息子の4人で、この和泉屋さんのビルに開設されている飲み屋で、素晴らしい日本酒と定評のあるつまみを堪能する。校長と理事長をつとめる横田ご夫妻からドイツワインのシャンペンをごちそうになる。またアル高校5期の同期である加藤さんとも久しぶりに会う。岩手の和泉屋さんの山荘での合宿で私たち家族とこのメンバーは会ったことがある。そのときは子供たちは小学生だったか、中学生だったか。4人で楽しく食事をしたあと、横田さんご夫妻らとまた歓談。

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神田和泉屋学園

お酒の話の「授業」ですが、アル中学アル高校の講師は神田和泉屋店主の横田校長が勤めます。大上段に振りかぶって「日本酒大学」としたかったのですが、内容はどうみても中学、話は世界のお酒に飛ぶこともあって「アルコール中学」略して「アル中」としました。

「神田和泉屋学園」の目的は、なにげなしに飲んでいたお酒を「意識して」飲んでもらうことにあります。自分のお酒を自分で選べる人が増えることが「本当の日本酒」を守ることになると思い、そのためのほんの少しのお手伝いをこの学園がしています。お酒の製造工程を中心にした講義と利き酒実技が主な内容です。

1987年4月に第1期が開講され、一クラス12〜13名程度の小さな教室ですが、2006年で創立20周年を迎え、東京教室卒業生は1627人。2007年10月現在、第42期(在校生39名)が開講中。その間にアル中学卒業生からの要望で「アル高校」が1988年4月に開講され、卒業生は895名。現在第38期(在校生36名)が開講中。「アル高校日本酒科」を卒業し「神田和泉屋学園同窓会」に入会すると「アル大学(卒業生540名、在校生26名)」「ドイツワイン科(卒業生304名、在校生12名)」に進学できます。教室は神田和泉屋の4階「神田和泉屋学園教室」。残念ながらエレベーターはありません。冬季には「修学旅行」として酒蔵への酒造り見学があります。

中学高校ともに決められた組で受講していただきます。教室はほかに「大阪教室」「名古屋教室」などもありましたが、現在は日程の調整がつかず閉鎖され、唯一岩手県藤沢町の「神田和泉屋館ヶ森山荘ワイン庫」での「岩手教室」のみが地方教室として開講されています。