甲南大学西宮CUBEを見学

k-hisatune2009-03-18

朝8時半発のJAL便で大阪へ。甲南大学西宮キャンパスCUBEの見学が目的の出張で、野田学長代行・菅野教授・豊田准教授・矢内事務長・高野課長と私の6人で西宮駅前に一棟まるごと新キャンパスという画期的な新学部(マネジメント創造学部)をみる。

2512.23ヘーベの土地に、11,520.69ヘーベの延床面積のすばらしい空間ができあがっていた。地上9階建て。
4月からの学部長予定者でこのプロジェクトの推進者である佐藤教授らから熱心に説明を受ける。
社会人に本当に必要な共通する力として、「コミュニケーション力・コラボレーション力」「論理的思考力」「思考を飛び、越える力」「パーソナルクオリティ」の4つをあげていて、ぞの総体を総合的マネジメント能力と呼んでいる。CUBEスタイルとして「プロジェクト型学習」「リベラル教育」「英語環境&英語教育」「フィールドワーク」。カリキュラムの中核は「プロジェクト型科目」だ。

携帯でかざして開けるロッカー、昼休みがないカリキュラム編成、窓が多い設計、ガラスをふんだんに使った開放感のある教室、教室や溜まり場にある机とイスはオフィス家具のショうように一つとして同じタイプのものはない、アイフォンなどでプレゼンができるというIT環境、常時BBC放送が流れている英語スペース、教室の壁はすべてホワイトボード、本を読ませるためのやや暗い空間を持つメメディアスペース、ブラインドスペースのない空間配置、いずれ学生が店長をやるキオスク、階ごとに違う配色のカラーコーディネート、学生によるキャンパスツアーガイド、学生との隔て感のない事務スペース、フリーアドレススタイルのスタッフ、、、、。

徹底した少人数教育を行うというソフトにあわせて考え抜かれた妥協のないハードという印象を受けた。入学予定者の話を聞くと、競合はないというオンリーワンの大学である。内外とのコミュニケーションを中心のデザイン。
熱意とバイタリティ、妥協のない設計、、。佐藤イズムが施設の隅々まで行きわたっている空間だと感銘を受けた。注目すべきキャンパスである。

御影の「蘇州園」で昼食。旧財閥の別邸であった絢爛豪華な純日本風建築と美しい庭園。それがレストランとなっている。

新神戸から京都に出て、駅前のホテルで野田先生を囲んでミーティング。

夕食は旧竹内西鳳邸を使ったレストラン、ガーデン・オリエンタルで野田先生の女友達であるハープ奏者・ちひろさんも加わって楽しく歓談する。二次会は京大山岳部出身の菅野先生の案内でカラオケを楽しむ。