「女性を元気にする図解的思考法」(第三文明)--インタビュー

「第三文明」という雑誌にインタビュー記事。「特集 元気度アップ」に、3人がインタビューされています。今朝(書いているのは4月1日の朝)の朝日新聞朝刊にこの雑誌の広告があり、名前も載っていました)

私は「女性を元気にする図解的思考法」というタイトルで、「全体像を把握しよう」「悩みから問題へ」「関係性をつかむ図解」「思い切って行動する人は元気」「元気とは自由になること」などの見出しで3ページほど語っています。書き出しは「ビジネスマン時代の個人的経験からいうと、男性の部下を扱う方が容易で、女性の部下のほうが難しかった記憶があります」です。

歌手のアグネス・チャンは「人と会うことでエネルギーが生まれる」というテーマで語っています。「子どもたちの輝きに元気をもらう」「乳がんとの闘病生活」「元気がない=自分のことだけを考えている」。

医学博士の今井英彦さんは、「元気を出すコツは、まず働くこと」というテーマで、「元気の源セロトニンを出す方法」「心の病とのつきあい」。

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この雑誌には田原壮一郎や城繁幸なども書いているが、京大の佐藤卓己准教授の「世論にながされず 輿論を再興せよ」が面白かった。
「世論」(セロン)は情緒的で、「輿論」(ヨロン)は理性的なものだそうだ。
明治15年に発布された「軍人勅諭」には、「世論に惑わず、政治に拘らず」とあり、「勝手気ままな論」という意味でつかわれている。
また、輿論とは、五箇条の御誓文第一条に「万機公論ニ決スベシ」とあり、「公論」とは、「公議興論」の略で、公に討議し、論を輿ぐ(かつぐ)、すなわち公開討議された意見を意味している。すくなくとも戦前までは、世論と輿論は別の意味だった。
1946年に当用漢字が制定され、「輿」が「世」に書き換えられて区別がつかなくなったとのことだ。

輿論(意見・タテマエ)と世論(感情・ホンネ)の使い分けとバランスがを意識して考えたい。

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追加。
1日は都内をあちこち回っていたが、京王線、地下鉄大江戸線、同じく銀座線、そして日刊ゲンダイ夕刊フジで、私の名前の載っている「第三文明」の広告をみかけた。