「志−−混迷の時代 道をひらく言葉130」(久恒啓一・ディスカバー21社)が本日発刊。
2005年正月から本格的に始めた「人物記念館の旅」で採集した偉人の「志」に関する言葉と、それを解説するという本です。
- 作者: 久恒啓一
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/07/07
- メディア: 単行本
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「志をたてる」
人は生まれながらに人となるのではない。人が人になるためには、志を立てることが最初の一歩となる。志のない人生は浮き草のように頼りない。自分を生きること、それがひとも生かす。そういう志を立てるところから、意味のある日々が始まる。
棟方志功、樋口一葉、犬養毅、佐藤一斎、野口英世、伊能忠敬、高村光太郎、杉田玄白、高山樗牛、浜口雄幸、白瀬中尉、吉野作造、大隈重信、、、、。
「志を育む」
たてたばかりの志は、弱々しい小さな灯のようだ。日々襲ってくる風と雨によって、あっけなくその灯が消えてしまわないように、日々の生活の中で常に新しい空気を吹き込み、その灯を心の中で育てていきたい。
上杉謙信、吉田兼好、岡本太郎、勝海舟、西郷隆盛、森鴎外、斉藤実、後藤新平、山中鹿之助、美空ひばり、与勇輝、植村直己、大山康晴、太宰治、、、、。
「志を磨く」
艱難に耐え、辛苦を嘗めて、志は磨かれ、しだいに本物になっていく。それは選ばれた人に天が与えた試練なのだ。その試練を克服していく人生という長くそして短い時間の中で、立て、育んだ志は実りを迎える。
手塚治虫、朝倉文夫、夏目漱石、浜田広助、与謝野晶子、頭山満、豊臣秀吉、相田みつを、池波正太郎、田能村竹田、宮城道雄、山下太郎、島木赤彦、、。
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月曜日に宮城大学の講義で、130の言葉を紹介したところ、以下のような感想をもらいました。若者の心にも偉人たちの言葉は響いたようです。ヤンキースの松井秀喜の言葉に共感を覚える人が多いようです。以下、アンケートの感想から。
- 山田かまちの希望を連ねた言葉。自分もできる凡人になりたい。
- 相田みつを。「人の心は顔で出る」にはすおく共感します。
- 志に興味。松井秀喜の「心が変われば習慣が変わる。、、、」という言葉が心に響きました。スポーツ選手らしくて好きです。
- 志という本は素敵だなあと思いました。相田みつをの「顔」が好きです。
- 後藤新平の「人のお世話にならぬよう、、」が特に心に残りました。
- 偉人の言葉は納得してしまうものばかりでした。私の座右の銘は何だろう。
- イチローの言葉がよいと思いました。
- 松井秀喜の言葉は以前にも聞いていましたが、とてもの印象的です。
- 志のお話はよかった。池波正太郎の言葉がよかった。偉人もみんなと同じだ。
- 豊臣秀吉の自分の仕事をしっかりやっただけという旨の言葉が印象深かった。
- 遠藤周作の言葉が印象に残った。
- ヤンキースの松井秀喜の言葉がいい。
- 個々の言葉より、先生の「平凡でない凡人」というフレーズが心に残った。先生や両親や首相がひどく遠い人間に見えていたが少し考え直した。
- 池波正太郎の原稿書きにに関する言葉に感銘、何事もまずはやらなければ進まないということを考えさせられた。
- 樋口一葉の言葉に感銘を受けました。
- 偉人の名言を聞くことができてよかった。
- 松井秀喜の言葉、気に入りました。
- 後藤新平の「人のお世話をするよう、、、」が印象に残った。
- 私の座右の銘は「五倫五常」です。剣道の師範代であった祖父からこの言葉の入ったてぬぐいをもらい大切に使っていました。
- 徳富蘆花の「人は書物だけは悪魔に、労働だけでは獣になる」」という言葉が気になりました。
- 福沢諭吉の「今日も生涯の一日なり」をきいて、一日一日を大事にしようと考えた。
- 松井秀喜の「運命が変わる」という言葉が空き。
- 人生を前向きに生きていくつもりにさせる言葉ばかりで、つらいときには思い出したい。
- 「志」、読んでみたいです。
- 偉人たちの言葉は非常に参考になった。
- 山田かまちが好きなので高崎に行ってみたい。
- 本多静六の「職業を道楽にせよ」は耳が痛くなります。精進しなければなりませんね。
- 一言一言がとても奥深く感じました。
- 手塚治虫の言葉が心に残りました。他国には手塚治虫がいなかったから漫画がはやらなかった。
- 高山樗牛の「己の立てる所を深く掘れ、そこには必ず泉あらん」はいい言葉。見習いたい。
- 志というものに人はひかれて、そこからあらたな人の志が生まれていく
- 偉人達の言葉や志は深い。読んでみたい。人生の勉強になりそう。
- 羽仁もと子さんの記念館の近くに住んでいました。地元出身の偉人について知るのもいい。
- 樋口一葉の言葉が印象的。「志」にすごく興味があります。
- 松井秀喜と相田みつを。
- 福沢諭吉の言葉。何かを成し遂げた人物はいい言葉を残している。
- 岩手県出身者が何人も紹介されていて嬉しかった。
- 相田みつを、山田かまち。
- 「雨だれ石を穿つ」がいい言葉だと思っています。
- 偉人の言葉はすごく良かった。
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