「知研フォーラム305号」が届いた。今号も充実している。
NPO法人知的生産の技術研究会の会誌が発行された。通算305号。今回も127ページ。http://tiken.org/
- 9月のセミナー:郷原信郎「思考停止社会−−遵守に蝕まれる日本」9月9日
- 連載・人物記念館の旅−−−「志・KOKOROZASH」久恒啓一
- セミナー録「日本人が見誤ったグローバル経済の本質・今後どう発展するか」水野和夫
- eラーニングで伸びる能力−−久保田達也
- 東洋と西洋−−多元論と二元論 林週行
- 楽しい事典の話 高階時子
- 観光カリスマ100人の本を出す 市原実
- アメリカ通信 「二重国籍」後藤英彦
- 村木多津男の真面目ページ
- J.Lフォーラム「政党の自己統治能力」−−飯尾潤、野中尚人、与良正男、加藤秀樹
いずれも読み応えがあるが、会員の高階時子さんの連載「楽しい事典の話」が楽しい。10回目の連載は「人名辞典」がテーマだった。
- 「人名辞典」大辞典 上・下巻 (人名情報研究会編著)日本図書センター2007
明治から2006年6月までに刊行された人名辞典・人名録や人物情報を掲載した和図書等2万点を収録。上巻はジャンル別編で「総記」「歴史・地理」「哲学・宗教」「社会科学」「自然科学」「産業・技術」「芸術・スポーツ・諸芸」「文学・語学」に分かれており、刊行年月順に配列されている。下巻は地域編・外国編。
「本書を一瞥しただけでも、これまで人びとがいかに人物に関心を抱いてきたかがわかるであろう」と編著した研究会が述べているが、人物情報が掲載されている文献だけに限定して、明治から今日までの長期間にわたり、網羅的に集めたものは本事典が初めてだろうと高階さんは述べている。
- 名簿・名鑑全情報(日外アソシエーツ)1991-2005
1945年から2004年までの60年間に日本国内で刊行された大型の人名録・会社要覧、各分野の人名辞典、官庁の職員録、業界団体の会員名簿、また俳優やスポーツ選手の詳しいプロフィールを紹介する名鑑、、、、など幅広い名簿・名鑑を収録している。