少年時代の仲間との写真−−中津の同人誌「邪馬台」冬号

k-hisatune2009-12-14

「邪馬台」という同人誌がある。九州大分県中津市福沢諭吉の故郷)の季刊誌で173号を数えるというから40年以上の歴史を持っている。私の郷里の雑誌でもあり、縁を繋ぐためにも同人に名を連ねている。九州で一番古い同人誌だ。評論、ノンフィクション、翻訳、詩、漢詩、旅行記、俳句随筆、俳壇史、随想、随筆、研究、郷土の文人、短歌、俳句、川柳、連句、創作と、人口6万人の街としては内容の豊富な総合雑誌だ。この同人誌が届くたびにふるさとのことを思い出す。そして地方文化の豊かさを実感する。こういう文化が高齢化と中心人物の相次ぐ死去によって危機に瀕しているのだが、今なお続いているのは素晴らしいことだ。こういう活動にもっと応援する仕組みができないだろうか。

今号には、「「「対話力」は中津の少年時代に学んだ」という文章を載せている。これは、樋口裕一さんとの対談共著の「はじめに」と「おわりに」と「中津の少年時代」の部分をピックアップして掲載したものだ。本のオビの二人の写真、そして少年時代に一緒に写っている写真も掲載している。確実に時間が過ぎ去っていることがわかるのが面白い。私も樋口さん(ゆういっちゃん)も肩に鳩を乗せている。ガキ大将だったけんちゃん、そしてたかちゃん、そして、私の弟のともちゃんと。

2004年9月28日以来の書き続けているこのブログで、「邪馬台」のことに触れている日をピックアップしてみたら、以下のようになった。このブログもどうやらデータベースとしての機能を持ってきたようだ。「ウェブ時代をゆく」ために、ホームページ、メルマガ、ブログ、Twitterなど、継続して発信しているメディアは、実は自分自身に関する巨大なデータベースになっていくということがわかってきた。邪馬台編集部の今号の挨拶にもあるように「継続は力なり」である。役員改選で私の母が発行兼編集代表になっているようだ。ご苦労様です。

* 2009-07-21 久恒文庫−−母校に寄贈図書コーナー
* 2008-12-22 故郷を離れた人ができる故郷への貢献の一つの方法
* 2008-11-03 映画「まぼろしの邪馬台国」を観た。宮崎康平さだまさし
* 2008-09-27 「後期高齢者医療制度」---万葉の時代と今と
* 2008-09-19 原田泰冶美術館−−郷愁を作品化した、鳥の目と虫の目を持つ素朴画家
* 2008-06-11 ブログに書いた文章の活用。堆積の効果---「邪馬台」
* 2008-02-23 「私の伊勢物語」(久恒啓子)--母の新著が届く
* 2007-12-19 郷里にはまだ文化の灯がともっていると嬉しく思う
* 2007-09-17 臼杵の石仏、宇佐神宮
* 2007-09-10 与謝野晶子・鉄幹夫妻の中津訪問と「黒田武士」--郷里中津の同人誌
* 2007-03-14 日本人の品格---文化総合誌「邪馬台」(郷里・中津の同人誌)が届く
* 2006-12-23 邪馬台国論争と雑誌「邪馬台」
* 2006-09-11 先週読んだ本と雑誌
* 2006-06-13「青年は圭角がなければならぬ」
* 2006-03-15「邪馬台」横松宗先生追悼号 その二
        「邪馬台」横松宗先生追悼号(2006年春号)その一
* 2006-01-20 邪馬台「横松宗先生追悼特集号」への寄稿文「宿命を使命にかえて」執筆完了
* 2005-12-28 松本清張記念館訪問記
* 2005-09-19 影木教育長、横松宗先生
* 2005-03-14「邪馬台」(やまたい)