大学院の修士論文の最終試験で発表を聴く。社会人大学院なので、日本の産業現場の息吹に接することができるので、楽しみな時間でもある。6チームに分かれて教員が3-4名に対して、一人30分の時間で発表と質疑がある。
私のチームは、松本忠夫先生、今泉忠先生、望月照彦先生。
- 「Willを主体にしたリーダー選抜システムの研究」
- 「日本における物流業界の過去の変化から考察する次世代物流企業への変革」
- 「ジェネリック医薬品の情報提供の多様性について」
という題目だった。それぞれ自らの仕事に関係するテーマを選び、解決策を論じるというもので、人事、物流、医療の動きがわかる。院生は30代から40代の現役のビジネスマンであり、それぞれの業界の苦悩と課題などがひしひしと伝わってくる。他のチームの発表も聴きたくなる。
- クリニックの事業計画「離脱患者ゼロへの挑戦」に向けたCRMの考察
- Sクリニックの新規事業計画
- コーポレートガバナンスからみた株主優待制度の有用性の研究
- 日本企業再生に向けた人事部門の変革
- 資本主義の閉塞上京を超克する東洋的精神の可能性に関する考察
- NPO等の市民参加型組織による共有型社会の形成に関する一考察
- キャッシュフロー・マネジメントに見る自動車メーカーの危機対応
- セルフメディケーション時代におけるOTCファーマに関する研究
- 税理士が行う中小企業の経営支援業務に関する研究
- ロイヤリティフリー化による企業文化保持とその方法
- 豊富なソーシャル・キャピタルを利用しているSEに関する研究
- 対面販売における顧客と接客担当者との関係性測定尺度の開発と活用
- 総合商社の子会社におけるイノベーション要因
- バリュー・プロフィット・チェーンを稼働させる外資系ホテルのキャリアパス構築の研究
- 顧客志向経営の実現に向けてのマネジメント
終了後、審査のための教授会。
午後は、AO入試第四期の面接。今回は春田先生と二人のペアだった。四人の受験生とそれぞれ30分ほどの面談をする。多摩大のAO入試は「志入試」であるので、それぞれの志を聞く時間は楽しくもある。