本ブログの連続記入、本日で2000日を達成しました

k-hisatune2010-03-20

このブログ「今日も生涯の一日なり」の連続記入が、本日で2000日を達成した。始まりは、楽天ブログで2004年9月28日だったから、もう5年半になる。最初その日の出来事のみを記した日誌的な内容が多く、数行という量だったが、感慨、感想、意見、見たこと、聞いたこと、事件、世の中の動き、家族の動向、エッセイ、メディアに登場した記事、友人のこと、尊敬する人物の言葉、人物記念館の旅の記録、講演やセミナーの講師のときの受講生の感想、大学の講義のアンケート、とだんだん話題も広がり、書く量も増えてきた。毎年ブログの内容を冊子の形態にまとめているが、この蓄積も大きい。継続するためには、外部環境や自分自身の変化への対応に日常的に対応、対処していく必要がある。毎日が、途切れるかもしれない崖っぷちにに立っているという感覚だが、襲ってくる様々な事件、困難、気力の喪失などにその都度対処していくと、続くということになる。もし、一日でも怠ければ、いつの間にか書かなくなるのではないかとも感じている。記録というものはそういうものだろう。

さて、2000という数字はどういう数字か。すぐに念頭に浮かぶのは、プロ野球の2000本安打だ。名球会という一流選手の親睦会があるが、この入会の条件は、ピッチャーなら200勝、バッターなら2000本安打である。高いレベルの実績を長い間続けるということができなければ、名球会には入れない。自己満足ではあるが、ブログ2000日は一応このレベルに達したと甘い判断をしておこう。3000安打は日本では張本のみ、そしてそれを超えたイチローは生涯記録4000本安打と世界記録に向けてプレーを続けている。これからも「今日も生涯の一日なり」と毎朝twitterでつぶやき、それからブログに向かうという習慣を続けていきたい。

この日は奇しくも我が大学の卒業式だった。今年の卒業式での学長、来賓などの挨拶の特徴は、20周年を機に改めてつくった教育理念「現代の志塾」という言葉をほとんどの人が使ったことである。2008年度に決め、2009年度から使い始めたこの言葉を内外の人が折りに触れて使い始めており、完全に全学の方向感が決まってきたと思う。今年の卒業生は、「現代の志塾」多摩大学の第一期生である。

寺島学長
「アジアダイナミズムと付き合う時代。卒業生はアジアのGDP25%が20年で50%になっていく時代を生きる。中華系と韓国人を合わせて400万人が訪日しているが、あと5年以内に1000万人になる。アジアへの偏見がまったくない世代、解放された世代。就職率は93.3%(本日現在)。一人は小さな存在だが、教養や知性を磨き、世の中に自分の役割を見つけ、一歩前進することに貢献して欲しい。大学で身につけた「構え」で、社会で花開いて欲しい。鈴木大拙は「アーチスト・オブ・ライフ(人生の芸術家)になれ、自分の絵の具と筆を使って自分の絵を描けといった。諸君!グッドラック!」(就職関係は、次のブログkawatemasatoの日記を参照。http://d.hatena.ne.jp/kawatemasato/20100320/1269082541

この学長の祝辞をユーストリームを使ってアイフォンで実況中継をしてみたのだが、すぐさま過去の卒業生から反応があった。自分の時はグレゴリー・クラーク学長だったというメッセージがTwitterにあった。「@hisatune そういえば、今の学長寺島先生だったんですね。僕の代だと、グレゴリー・クラークさんだったので、今の学長になって、カリキュラムも変わったでしょうね…。」 (Web: http://twilog.org/xiao_pang Twitter: http://twitter.com/xiao_pang

終了後、教員ラウンジで昼食を摂りながら、同僚達と歓談。

14時半からは、多摩センターの京王プラザホテルでの謝恩会に出席。私は多摩大に来て2年なのでこの年の卒業生にはゼミ生はいないが、何人かと話をする。就職先は、証券会社、不動産、大学院、介護関係の資格取得中、飲料関係業界を経て独立する予定者など、頼もしい。